記念講演会「佐吉の生きた時代とその夢」告知バナー

イベント概要

講演名 佐吉の生きた時代とその夢
開催日時 2017年11月12日(日) 14:00〜16:00
開催場所 トヨタ産業技術記念館 大ホール
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聴講料 無料
講演会概要 明治維新直前の1867年に生まれた豊田佐吉氏は、鎖国から開国による大きな社会変化のなかで「研究と創造」を旨として数々の発明を行い、「産業報国」を実践しました。豊田佐吉氏の考え方をまとめた『豊田綱領』は、トヨタグループ共有の社是・基本理念の根本となっています。

この同時代には、他にも多くの発明や事業を為した人がいますが、決して大学などで近代科学や近代技術を学んだ人たちだけではなく、豊田佐吉氏のように在野にあって日本の近代技術発展に貢献した人は少なくありません。豊田佐吉氏らの偉業、すなわち日本の西欧化、近代化の成功は奇跡とも賞されますが、その理由も含めて、今日まで続いている日本の「モノづくり」について、豊田佐吉氏の生まれた江戸時代まで遡って考えてみたいと思います。
講師 国立科学博物館 産業技術史資料情報センター センター長 鈴木一義
講師略歴

東京都立大学大学院工学研究科材料力学専攻修士課程終了。日本NCR株式会社技術開発部勤務を経て、1987年より国立科学博物館理工学研究部、現在に至る。研究対象は、日本における技術の発展過程で、特に江戸時代から現代にかけての技術の発展状況を、博物館的な実物資料の視点から実証的な見地で調査、研究を行っている。

経済産業省「ものづくり日本大賞」選考委員、文化庁「世界文化遺産特別委員会」委員、「トヨタ産業技術記念館」展示監修委員、「日本機械学会機械遺産」監修委員、「日本航空協会」評議員、「各務原航空宇宙博物館」理事、「NPOものづくり生命文化機構」理事、その他博物館の構想委員や展示監修委員など。

※事前申込者特典:講演会当日受付時(13時〜)に当館の入場券をお渡しします。