12月7日(土)に、「くらげロボットをつくろう」を開催しました。

講師は、デンソー養技会基礎研分会、(株)デンソーウェーブ、(株)デンソー技研センター、(株)デンソーの皆さんです。

※デンソー養技会
デンソー工業技術短期大学校の工業高校課程、高等専門課程を修了した社員で構成された組織。デンソーモノづくりスクールなどを運営して、モノづくりの楽しさや奥深さを子どもたちに体験してもらう機会づくりを行っています。

今回は、音に反応して4本足で歩く、くらげ型のロボットをつくるプログラムです。
机の上には、工作キットと一緒にいろいろな工具が置かれていて、ちょっと難しそうな予感が...。でも、部品の形や組み合わせを工夫して作りやすく設計されている工作キットなので、心配いりません。初めてロボット工作をするという子も、楽しくチャレンジしましょう。


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はじめに、工作の流れや注意事項について、講師のお話を聞きました。
ロボットの組み立てには多くの工程があり、きちんと順番通りに進めていかなければいけません。今日は、一つの工程が終わったらまた次の工程へと、講師の指示に従って全員が一緒に進行します。ニッパーやハンマーなどは、注意事項を守って安全に使用しましょう。
いよいよ製作開始!まずはキットの箱を開け、どんな部品があるかをすべて確認します。


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プラスチック部品は、ニッパーを使って切り分けます。切った後にバリ(余分なでっぱり)が残っている場合は、ヤスリできれいに削ります。
次に、ロボットの動力となるモータの軸に、回転軸の向きを変えるためのウォームギアを取り付けます。向きを間違えないように、プラスチックハンマーで軽くたたいて押しこみます。
講師の説明を聞くだけでなく、自分でも説明書を読み、仕組みについて考えながら作業します。


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音をキャッチしてモーターを動かす命令を出す、電子部品を搭載した基板を取り付けます。精密ドライバーでビスをしめる際は、力加減に気を付けます。しめ方がが弱いと動かしている時にゆるんでしまい、逆に強くしめすぎると部品が割れてしまいます。
続いて、モーターの回転を利用して足を動かすための駆動シャフトを組み立て、本体にセットします。ここは特に細かい部品が多いですが、しっかりとポイントを理解しながら、集中して取り組みます。


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形が似ている部品を間違えていないか、左右を逆に取り付けていないかなど、組立図を見て確認します。途中で分からなくなったら、分かるまで講師と一緒に考えます。
動く仕組みづくりができたら、くらげの4本足とドーム(頭)を取り付けます。


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これで、ロボット本体は完成!早速、試運転で歩行状態を観察します。「ちゃんと動くかな?」 ドキドキの瞬間です。
コンデンサマイクに向かって手をたたくとユラユラと歩き、数秒後にひとりでに止まりました。歩くとすぐに転んでしまったり、まっすぐに歩かない場合は、原因を探って調整します。


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最後に、くらげにデコレーション(飾り付け)をして、自分だけのオリジナルロボットに仕上げます。
まずは、たくさんの種類の材料から、自分が取り付けたいものを選びます。それを講師のところに持っていき、ホットボンドで貼り付けてもらいます。「どこにどう付けてほしいのかな?」 講師は子どもたちの要望に応えます。
くらげロボットは、子どもたちがそれぞれにイメージした、ユニークな姿に生まれ変わりました。


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くらげロボットの相撲ごっこを始めた子どもたちもいて、とても楽しそうです。自分で作ったロボットが、まるで生きているみたいに動く様子は、何度見ても飽きないですね♪
家に帰ってからも、いろんな遊び方を考えて、いっぱい楽しんでくださいね☆


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