4月5日(日)に「手織り布でオリジナル♪マイバッグ」を開催しました。

講師は、文化センター等で手織りを教えている「手織り工房YUKI」の皆さんです。
手織り工房YUKIホームページ    

今回は、織りの仕組みを学びながら、楽しく手織り体験!
タオルを織る技法(ループ織り)でふわふわの模様のついたマイバッグを作ります。

まずはじめに、まだら模様と単色、2種類の「よこ糸」から、それぞれ好きな色を選びます。
次に、講師から手織り機の使い方を教わります。講師の手元をよく観察して、手順をしっかりと学んだら、いよいよ製作開始です!


緯糸を選ぶ 講師を見学

各机の上には「たて糸」がかけられた卓上手織り機がセットしてあります。
まずはまだら模様の糸で15段織ります。綜絖(そうこう)を上側にセットし、上下に分かれているたて糸の間にシャトルを通します。
 ※綜絖・・・織機で、よこ糸をと通すために、たて糸を上下に分ける器具
そして通したよこ糸を、綜絖を使って手前に引き寄せます。(この手織り機では、綜絖が筬〈おさ〉の役目も兼ねています。)


手織り機 綜絖をセット
シャトルをとおす 筬打ちUP2

次に綜絖を下側に入れ替えます。
こうすることで、たて糸が上下交互に入れ替わり、たて糸とよこ糸が交差して1段織ることができました。
この一連の動作を繰り返して、布を織っていきます。


綜絖下 0405織りBS

次に単色の糸を巻いたシャトルに変えて8段織った後、ふわふわの模様の部分を「ループ織り」で作っていきます。「ループ織り」は立体感と細かい柄を織りだせるのが特徴で、作るループの数と位置の組み合わせで、いろんな模様を作ることが出来ます。今回は、ダイヤの模様を作りました。

シャトルを通した後、たて糸とたて糸の間からよこ糸を棒針の先で引き出して、棒針を通します。この段は棒針を通したまま打ち込み、もう一段織って、棒針を抜きます。そうすると、ループが出来ました。
「この段のループはいくつだっけ?」親子で確認しながら設計図どおりに織っていきます。


0405設計図 0405ループをつくる
0405ループ織りUP 0405ループ織り2

再びまだら模様のよこ糸で15段織ったら、たて糸を切り、布を手織り機からはずします。端の糸を切り揃え、ほつれないように両面テープで折り込み、布をバッグにグルーガンで接着したら、完成です!


0405切り離し 0405グルーガン

新学期にぴったりのふんわりかわいいバッグが出来ました。布の部分はポケットにもなり、とっても使いやすそうですね☆


0405完成 0405作品

ワークショップ終了後は、繊維機械館へ移動し、タオル織機の実演を見学、解説を聞きました。
「この織機は、1分間に21センチの布を織ることができるんですよ。」
高速運転が可能な織機の性能に驚く子ども達!手織り作業は大変でしたが、タオルを織る仕組みがさらによくわかり、とても貴重な経験になりましたね☆


タオル織機見学1 タオル織機見学2