11月28日(土)、11月29日(日)に「エンジン分解組付教室」を開催しました。

講師は、清須市にある専門学校“トヨタ名古屋自動車大学校”で、実際に自動車の構造や整備を教えている先生方です。

この教室では本物のエンジンを使用します。1990年代のスターレットやカローラⅡなどのトヨタ車に搭載されていた、4E-FEエンジンです。親子2組で1台を分解したあと、元通りに組み付け、始動させるまでを体験します。

はじめに、一緒に作業するパートナーの親子同士で自己紹介をした後、当館の自動車館2階を見学して、エンジンの仕組みを学びました。
「燃料をシリンダーで爆発させて、車を動かす力を作っているんだね」

会場に戻ったら作業開始!先生の説明を聞いてお手本を見ながら、2人で協力して作業に取り組みます。
ヘッドカバーをあけて、タイミングベルト、ギヤ、カムシャフトの順に取り外します。
「ボルトが固くて、外すのが大変!」「部品は後でわかるように順番に置いておこうね」

続いてエンジンを90度回転させ、オイルストレーナー、ピストンを取り外していきます。
「自動車が走っている時は、このピストンがすごい速さで上下に動いているんだね」

午後からは組み付け作業です。外した時と逆の順番で取り付けていきます。
「ボルトやネジは強く締め付けすぎると壊れるから、気をつけなきゃ」
だんだん元のエンジンの形になってきました。作業完了まであと少し。気を抜かず、ていねいに作業を続けます。

最後の部品を取り付けたら、いよいよエンジン始動です!
安全のために周りにいる人に必ず声をかけます。「エンジン始動します!」
ブルッブルルン!大きなエンジン音が響き、拍手が起こりました。
「やった~掛かったよ!」最後まで素晴らしい集中力でやり遂げることができましたね。お疲れ様でした!

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