5月15日(日)に「紙のステンドグラス☆ローズウィンドウをつくろう」を開催しました。
講師は、県内でローズウィンドウの教室や展示会を主宰する「光のアートOnde~」所属の清水先生です。

今回は、専用の薄い紙を折って切り、広げて重ねることで、そこから生み出される光の色や美しさを眺めるアート、ローズウィンドウを手作りします。

ローズウィンドウについて講師の説明を聞いた後、製作スタート!
※ ローズウィンドウ・・・ヨーロッパの教会で見かけるステンドグラスは形が薔薇(バラ)の花に似ていることから薔薇窓(Rose window、ローズウィンドウ)と呼ばれています。薔薇窓の技法には数百年の歴史があり、ローズウィンドウはそのような伝統的な技法を色の付いたペーパーを使って再現する、ドイツ発祥のペーパーアートです。

まずは4つの型から好きなものを1つと、好きな色の薄紙を3枚選びます。薄紙を重ねて光に透かし、できあがりの色合いをイメージしながら選びます。

ローズウィンドゥ①ローズウィンドゥ②

薄紙に鉛筆で印をつけ、円形に切り、くさび形になるように何度も折りたたみます。
※ くさび形・・・堅い木材や金属で作られたV字型の道具「くさび」に似た形。「くさび」は主に建築用の木材や岩のすきまに打ち込んで、これらを割ったり固定するために使われています。
次に3色を重ねる順番を決め、写し取る図柄の番号を書きます。
「重ねる色は上が濃い方が柄がはっきりするね!」「同じ図柄でも選ぶ色が変わると違う印象になるんだね。面白い!」

ローズウィンドゥ③ローズウィンドゥ④
ローズウィンドゥ⑤ローズウィンドゥ⑥

折った紙をいったん広げ、図柄を3枚とも書き写し、元のくさび形に戻したら、いよいよ切り抜く作業です。
「切りすぎないように注意しないとね!」「小さい専用のハサミは細かい部分も切りやすいね!」
2枚目、3枚目とゆっくり、慎重に切り抜いたら、優しく広げます。
「わぁ!綺麗な幾何学模様ができた♪」

ローズウィンドゥ⑦ローズウィンドゥ⑧
ローズウィンドゥ⑨ローズウィンドゥ⑩

最後にドーナツ形にくり抜かれた枠へ紙を貼っていきます。
「透かしてみて、ズレている部分がないか、しっかりチェックするよ!」
模様の重なりに注意しながら貼る作業はひと苦労!微調整ができるよう、たっぷりとのりを塗って貼り合わせます。細かい柄はつまようじで丁寧にのりを塗って仕上げます。吊り下げ用のリボンをもう1つの枠で挟んで貼り、完成♪

ローズウィンドゥ⑪ローズウィンドゥ⑫

色を重ねることで濃淡が生まれ、色とりどりの素敵な作品に仕上がりました!光の加減で変化する美しい色合いの作品はまるで教会のステンドグラスのよう・・・みんなうっとりでしたね☆

ローズウィンドゥ⑬ローズウィンドゥ⑭

ローズウィンドウ⑮ ローズウィンドウ⑯