7月24日(日)に、「竹水てっぽうをつくろう」を開催しました。

講師は、デンソー養技会高棚分会の皆さんです。(株)デンソー技研センター、(株)デンソーにもご協力いただきました。
※デンソー養技会
デンソー工業技術短期大学校の工業高校課程、高等専門課程を修了した社員で構成された組織。デンソーモノづくりスクールなどの運営を通じて、モノづくりの楽しさや奥深さを子ども達に体験してもらう機会づくりを行っています。

竹は樹木より育つのが早く、放っておくと樹木の成長を妨げてしまうため、定期的に間伐して里山の環境を整えなければなりません。今日は、里山保全のためにデンソーの皆さんが切り出した竹を加工して、竹水てっぽうを作ります。

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竹水てっぽうには、外筒になる太い竹と、押し棒になる細い竹が必要です。受付で好きな竹を選びます。製作の前に講師の説明を聞き、いよいよ作業開始です!

外筒をノコギリで切ります。
「竹やノコギリを使うのは初めて!難しそうだな・・・」
先生に切り方を教えてもらって作業を進めます。まずは長めにカットして、後から持ちやすい長さに調整します。ささくれはやすりで取り除き、節の真ん中にキリで穴(放水口)を開けます。水の出かたを見て、後から大きさを調整するように最初は小さめの穴をあけるようにします。
「節を破らないように、少しずつゆっくりと開けていかないといけないね☆」

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押し棒は外筒の1.5~2倍の長さに切り、同じように加工します。先端の節の前後にキリで穴を開け、竹串を差し込みます。竹串を適度な長さで切ったら、その上から布を巻き、タコ糸でしばります。
「布で外筒と押し棒のすき間の部分を埋めるんだ」
「押し棒を押したとき布が外れないように竹串を差し込んであるんだね」

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さあ!いよいよ試し打ちです。水のたまったプールで注水して発射させますが・・・
「棒が重たい!勢いよく飛ばせないよ~」
「すき間があって、水が逆流してくるよ~」
水がしっかり飛ばなかったり、漏れたりする原因を考え、布を巻き直したり、棒を扱いやすい長さにカットしたり調整を繰り返します。

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何度も発射させているとだんだんコツがつかめてきました。的当て競争の後は一斉発射!すっかりびしょ濡れになりましたが、みんな笑顔です♪自然素材は一つとして同じ物はありません。自分なりに工夫し、実際使うという貴重な体験を生かして、これからも色々なモノづくりにチャレンジしてみて下さいね。

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