10月9日(日)に「赤外線シューティング PIC×LED×センサ」を開催しました。

講師は、椙山女学園大学で「情報教育」や「Web上での学習可能なプログラミング 」などを研究されている鳥居先生です。

今回はLED、センサなどを基板にハンダ付けした後、PICマイコンへのプログラミングでコントロール。赤外線を飛ばしてLEDを光らせ、音楽を鳴らします。
※PICマイコン・・・PICはPeripheral Interface Controller の略で「ピック」と発音。直訳すると周辺機器の接続部分を制御するという意味。安く簡単にLEDを点滅させるなどができるため、家電製品などに使われている。

まずは練習用基板でハンダ付けの練習です。ハンダゴテは大変な高温になるので気をつけて扱わないといけません。抵抗、電池ケース、LEDと順番にハンダで付けていきます。スイッチを押してLEDが点灯すればOK!
「ハンダは富士山のような形になるのがいいと言われたけど難しい」「LEDはプラスとマイナスがあるから間違えないように・・・」

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いよいよ本番の作業です。基板は受信側と送信側の2種類。共通の部品からハンダ付けをしていきます。プログラムダウンロードケーブルコネクタと8ピンICソケットをさし、裏側をハンダ付けしていきます。
「裏返した時に抜けないようにしないとね。ICソケットは向きがあるので注意だね」
タクトスイッチ、スライドスイッチ、スピーカー、抵抗、LEDを付けていきます。

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送信側の基板に赤外線を出せるLEDと100Ω(オーム)の抵抗を付けます。受信側の基板には赤外線を受ける3本足の赤外線リモコン受信モジュールを取り付けます。
「半導体系のものは熱に弱いからなるべく手早く作業しないと・・・」「部品がたくさんあって大変だけど、ハンダ付けが楽しくなってきた!」
電池ホルダーは今までの逆で表側にハンダを付けます。バッテリースナップ、電源ケーブルを取り付け、単3電池とボタン電池を入れ、スライドスイッチをオフにして接続します。IC(PICマイコン)を向きに注意してICソケットにはめます。

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プログラムの書き込みです。指定されたソフトウェアを起動させケーブルに接続し、プログラミングの準備ができたら基板につなぎます。無事ダウンロードが終了すると片方のLEDが点灯します。タクトスイッチを押すと小さな音がしてLEDが点滅!送信用の基板に赤外線を飛ばすプログラムは成功です。
「赤外線の信号が目に見えるようにしてあるんだね♪」
受信側にもソフトウェアをダウンロードしていきます。今日はそれぞれ4曲入った映画音楽系かクリスマスソング系の2つから選びます。

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タクトスイッチを押しLEDの光り方で曲を選ぶことができます。送信側の2つのLEDが素早く点滅したらシューティングできます。みんな選んだ曲が聞こえてきて大喜び!
「ハンダ付け、心配だったけど失敗していなくてホッとした~☆」「コンピューターの仕組みが良くわかったよ。」
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ソフトウェアやダウンロードケーブルを手に入れて、他のプログラミングにぜひ挑戦してみてくださいね。