11月23日(水)に、「クリスマスの三角ポーチをつくろう」を開催しました。
講師は、文化センター等で手織りを教えている「手織り工房YUKI」の辻澤先生です。
手織り工房YUKIホームページ

今回は卓上の手織り機を使って布を織り、クリスマスにぴったりの三角ポーチを作ります。

最初によこ糸を選びます。今日は、メインの糸と模様として使う色目がキレイな糸の2種類を選びます。

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次によこ糸の準備です。シャットルに8の字を描くように片側20回ぐらい、合計で40回ほど糸を巻きつけていきます。先生から織り方の説明を受けたら、製作スタート!
織り始めの3段ぐらいは別の糸で捨て織りをします。綜絖(そうこう)を上側にセットし、上下に分かれているたて糸の間にシャットルを通します。
※ 綜絖・・・織機でよこ糸を通すためにたて糸を上下に分ける器具
綜絖を下側に入れ替えてシャットルを通し、1段織ることができました!この一連の動作を繰り返して、布を織っていきます。
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「たて糸が上下に入れ替わって、たて糸とよこ糸を交差させて織っていくんだね!」
たて糸によこ糸がしっかり入るように、よこ糸を30度の位置に置いてから、綜絖を手前に引き寄せます。
「キレイなシマ模様を作りたいから、よこ糸の段数をしっかり数えないとね!」
ある程度織れてきたら、自分のイメージに合わせて糸を変えていきます。
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目安となるリボンの長さまで織り終わったら、手織り機から布を切り離します。端は折り曲げ、両面テープでしっかりと固定し、先生に専用のボンドでジッパーを付けてもらいます。
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三角すいになるようジッパーと布の位置を合わせ、内側へヒモを入れ裏返した状態にし、手縫いで仕上げます。
「厚みがあるから手縫いは難しいね!しっかり縫って丈夫にしなくちゃ!!」
最後にジッパーを開け、ポーチを表に返したら完成!
色目が同じでも、織った長さで全然違うデザインに見えます。ツリーのオーナメントにもなる世界に1つだけの三角ポーチにみんな大満足♪是非、当館で開催中の環状織機展を見学して、もっと織物の世界を学んでくださいね☆
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