7月23日(日)に、「竹水てっぽうをつくろう」を開催しました。

講師は、デンソー養技会高棚分会の皆さんです。(株)デンソー技研センター、(株)デンソーにもご協力いただきました。
※デンソー養技会
デンソー工業技術短期大学校の工業高校課程、高等専門課程を修了した社員で構成された組織。デンソーモノづくりスクールなどの運営を通じて、モノづくりの楽しさや奥深さを子ども達に体験してもらう機会づくりを行っています。

今日は、里山保全のためにデンソーの皆さんが切り出した竹を加工して、竹水てっぽうを作ります。

竹水てっぽう①竹水てっぽう②
竹水てっぽうには、外筒になる太い竹と押し棒になる細い竹が必要です。受付で好きな竹を選んで着席。作業の注意点や作り方の説明を聞き、製作開始!

竹水てっぽう③竹水てっぽう④
外筒をノコギリで切ります。
「ノコギリを使うのは初めて!なかなか上手く切れないな・・・」
先生に切り方を教えてもらって作業を進めます。最初は長めにカットし、後から持ちやすい長さに調整します。ささくれをサンドペーパーで取り除き、節の真ん中にキリで穴(放水口)を開けます。
「節を破らないようにゆっくりとキリを回して・・・最初は小さな穴にしておくのが大切!」「水の出方を見ながら、後から大きくして調整するんだね」

竹水てっぽう⑤竹水てっぽう⑥
押し棒は外筒の1.5~2倍の長さに切り、外筒と同じようにささくれをきれいにします。先端の節の前後にキリで穴を開け、竹串を差し込みます。竹串を適度な長さで切ったら、その上から布を巻きタコ糸でしばります。
「布はやわらかく巻いて、糸はきつく巻くんだね」「布で外筒と押し棒のすき間の部分を埋めて・・・押し棒を押したとき布が外れないように竹串を差し込んでおくんだ」

竹水てっぽう⑦竹水てっぽう⑧
さっそく試し打ちです。水のたまったプールで注水して発射!
「水が逆流してくるよ~!すき間があるんだ」「押し棒が入っていかないよ!布を巻きすぎたかも・・・」

竹水てっぽう⑨竹水てっぽう⑩
水がしっかり飛ばなかったり、漏れたりする原因を考え調整します。布を巻き直したり、棒を扱いやすい長さにカットしたり・・・自然素材の竹は一つひとつ形が違うため、調整も一人ひとり異なります。
「何度も調整して大変だったけど、遠くまで飛ぶようになったよ♪」

竹水てっぽう⑪竹水てっぽう⑫
的当て競争の後は一斉発射!放水はきれいな放物線を描き、子ども達の笑顔がはじけました☆

竹水てっぽう⑬竹水てっぽう⑭
時折、雨が降って心配でしたが、最後まで完成させることができました。大満足で記念撮影!夏休みには是非、いろいろなモノづくりにトライしてくださいね♪