7月7日(土)に「かんばつ材でモノづくりをしよう」を開催しました。講師は中部大学の学生の皆さんと、愛知教育大学出身の先生方にもお手伝いをいただきました。

今回は、愛知県の山林で取れたかんばつ材で木製品を作ります。

かんばつ材①かんばつ材②
日本の国土面積の約7割が森林であること、かんばつ材とは何かなどを学んだ後、製作スタート!3種類の木製品のうち、まずは「サイコロパズル」を作ります。

かんばつ材③かんばつ材④
サイコロ形(立方体)の木片27個を、設計図を参考にL字型や凸型などに組み合わせて並べます。ボンドで接合し7種類のピースを作ります。
「ボンドは付けすぎないように」「くっつけたら、ずれないようしばらく持ったままで・・・」「もういいかな?よし!キレイに接着でできた」
全てのピースができあがったら、立方体の組み立てにチャレンジ!
「ヤッター!やっとできた♪」「はずしてもう一度組み立てようとしたら分からなくなっちゃった」
苦戦しながら何度もトライします。

かんばつ材⑤かんばつ材⑥
次は、「クロスパズル」か「矢作のせせらぎ」のどちらかを選びます。「クロスパズル」は、十字に組まれた木材がどのようにして組み合わされ、どうしたら外すことができるかを考えながらつくるパズルです。まず、卓上ボール盤を使って木材に穴をあけます。
「初めて使う機械は緊張するね」「穴の位置を間違えないように・・・すごい!垂直に穴をあけることができたよ」
リーマを使って穴の入口を広げるなど仕上げ作業をし、木材を十字に組んだら完成☆

かんばつ材⑦かんばつ材⑧
「矢作のせせらぎ」は、八角形の土台へ短冊状に切った8枚の木板を貼り付け、最後にブナの木の玉を入れて転がすことで澄んだ音色が聞こえる楽器です。まずは定規で木板の寸法を正確に測って鉛筆で線を引き、ノコギリで木板をカットします。
「最初にノコギリで少し溝を付けるとカットしやすいんだね」「ノコギリは初めて!なかなか真っ直ぐにカットできない」「斜めカットはもっと難しいよ」「コツを教えてもらったらだんだん上手になった☆」
全て切り終わったら、長さの短い木板から順に貼り付ければ完成!カランコロン♪あちこちでとってもいい音色が響きました。

かんばつ材⑨かんばつ材⑩
木という天然の素材の持つ、素朴で温かみのある作品ができ上がりました。ヒノキの良い香りに包まれて記念撮影!身近なモノを作ることでかんばつ材について理解を深め、接着、カット、穴あけなど木工技術の基本も学べましたね。