8月21日(火)に「LED電子工作★光るnekoアクセサリー作り&プログラミング体験」を開催しました。中高生向けワークショップは2回目です。
講師は、椙山女学園大学で「情報教育」や「Web上での学習可能なプログラミング」などを研究されている鳥居先生です。

今回は、鳥居先生オリジナル開発のneko基板とマイコン基板にLEDや光センサーをハンダ付けして、アナログ回路やプログラミングでコントロールし、アナログとデジタルの違いを実感します。

_neko① _neko②
はじめに、抵抗、LEDなど部品の働きやハンダ付けの注意点について説明を聞き、ピストル型基板を使ってハンダ付けの練習です。

_neko③ _neko④
「コテ先はとても熱いから、絶対に触らない!」「ランドにコテ先をあてて1秒、ハンダを流し込んで1秒、1秒待ってコテ先を離して、富士山のような形になるといいんだね」
1回目と同様、今回もハンダ付け経験者が約8割!抵抗、電池ホルダー、LEDと順調に取り付け終了。電池を入れ動作確認です。ピストルを撃つように引き金のタクトスイッチを指で押してみます。
「LEDが光った~☆」「指で押している間はONになって光り続けるんだね」
楽しく遊びながら、電池とLEDの間には必ず抵抗を入れることなどを学びました。

nekoアクセサリー _neko⑥
次は、neco基板でアナログ回路に挑戦!明るさに反応してネコの目が交互に点滅するアクセサリーを作ります。小さな部品は基板の表面にのせてハンダ付けする表面実装の方法など教わったら、製作開始!
「表面実装スイッチ、ハンダ付けするのは初めて!」「抵抗、コンデンサー・・・たくさんの部品があるから頑張らないと」「トランジスターは極性があるから取り付けを間違えないように」

nekoアクセサリー差替え _neko⑧
可変抵抗、ジャンパーピン、電池ホルダーを取り付けたら電池を入れスイッチON!
「ネコの目が点滅した!」「可変抵抗を調整すると光センサーの感度や点滅の間隔を変えられるよ」
更に、ジャンパーピンのピンヘッダーの取り付け位置を変えると・・・
「目は光らずにアゴの部分のLEDだけ点灯した!」「何パターンも光り方を変えられるんだ。アナログ回路って面白いね」

_neko⑨ _neko⑩
続いて、マイコン基板でデジタル回路に挑戦!PICマイコンへのプログラミングでコントロールし、赤外線を飛ばしてLEDを光らせたり音楽を鳴らす送受信器を作ります。基板は受信側と送信側の2種類。共通の部品からハンダ付けしていきます。
「表面実装スイッチ、タクトスイッチ、ICソケット8ピン、LED、スピーカー・・・部品はほとんど同じだね」
受信側に赤外線リモコン受信モジュール、送信側に赤外線LEDを取り付けます。ICソケットにマイコンをはめ、電池ボックスをハンダ付けしたら完成!

_neko⑪ _neko⑫
最後に、プログラムの書き込みです。プログラムソフト(PICAXE Editor6.0)の操作やプログラミング方法を教わりながら、送信側のマイコンにLEDの光り方や音を変える基本的なプログラムを書き込みます。
「始めは難しかったけと、だんだん慣れてきた!」
タイマー、周波数による年齢識別、赤外線送信のプログラムなどを書き込んだら、受信側に音楽を2曲書き込みます。

_neko⑬ _neko⑭
「頑張ってオリジナル曲を作ってプログラムに入れてみた」「タイマーで自分で作った曲が流れるよ」
送信側のプログラムをいろいろ試した後、受信側に赤外線を飛ばしてシューティングも楽しみました。タクトスイッチを押しLEDの光り方で曲を選ぶことができます。
「けっこう離れていてもLEDが光った☆ちゃんと選んだ音楽も鳴らせたよ♪」「5mまでOKなんだ」「マイコン、こんなに小さいのにすごい部品だね」
じっくり4時間取り組み、回路だけでなくコンピューターの仕組みも良くわかりましたね。自分でもいろいろな回路を作ったり、プログラミングに挑戦してみてください!