7月20日(土)に「かんばつ材でモノづくりをしよう」を開催しました。講師は中部大学の宮川先生と学生の皆さんです。また、現役の先生方もご協力いただきました。

今回は、ノコギリやボール盤の使い方を教わりながら木工体験!愛知県の山林で取れたかんばつ材で木製品を作ります。

かんばつ材① かんばつ材②
はじめに、日本の国土面積の約7割が森林であること、かんばつ材とは何か学びました。続いて、作りたい木製品を選びます。
「全員でサイコロパズルを作るんだ。2つめはどちらにしようかな?」「クロスパズルがいいな!面白そう」「矢作のせせらぎ、音色がすごくキレイ♪」

かんばつ材③かんばつ材④
サイコロパズルの製作開始!設計図を参考にサイコロ形(立方体)の木片27個をL字型や凸型などに組み合わせ、ボンドで接合し7種類のピースを作ります。
「ボンドは付けすぎないように」「くっつけたら、ずれないようしばらく持ったままで・・・」「オリジナルの形でピースを作ってみたよ」
全てのピースができあがったら立方体の組み立てにチャレンジ!
「よし、できた☆」「はずしてもう一度組み立てようとしたら分からなくなっちゃった」「組み立て方は何通りもあるんだ。試してみよう」
苦戦しながら何度もトライ!最後は全員組み立てることができました。

かんばつ材⑤かんばつ材⑥’
続いて、2つめの製作!「クロスパズル」は、十字に組まれた木材がどのようにして組み合わされ、どうしたら外すことができるかを考えながら作るパズルです。まず、細い丸棒をノコギリでカットし、卓上ボール盤を使って角材に穴をあけます。
「穴の位置を間違えないように・・・すごい!垂直に穴をあけることができた」
リーマを使って穴の入口を広げるなど仕上げ作業をして木材を十字に組んで完成☆

かんばつ材⑦かんばつ材⑧’
「矢作のせせらぎ」は、八角形の土台へ短冊状に切った8枚の木板を貼り付け、最後にブナの木の玉を入れて転がすことで澄んだ音色が聞こえる楽器です。まずは、定規で木板の寸法を正確に測って鉛筆で線を引き、ノコギリで木板をカットします。
「最初にノコギリで少し溝を付けるとカットしやすいね」「ノコギリは初めてだけど、コツを教えてもらったらだんだん上手になったよ☆」
やすりで切り口のささくれを取り、長さの短い木板から順に貼り付けて完成!
「さっそく鳴らしてみよう!」
カランコロン♪あちこちでとってもいい音色が響きます。冬になって空気が乾燥したらもっといい音色になると教わりました。

かんばつ材⑨かんばつ材⑩
木という天然の素材の持つ、素朴で温かみのある作品ができ上がりました。ヒノキの良い香りに包まれて記念撮影!身近なモノを作ることでかんばつ材について理解を深め、接着、カット、穴あけなど木工技術の基本も学べましたね。