産業技術記念館メールマガジン「赤レンガ通信」

赤レンガ通信 Vol.36

モノづくりのワクワクいっぱい博物館!━━━━━━━━━2010/12/24 Vol.36
                         
◇◆産業技術記念館 赤レンガ通信◆◇―☆
 
 (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。)

【_1_】【館長から】栄生からご挨拶
【_2_】【展示コミュニケーション室より】バッタンからひらめき
【_3_】【イベント情報】週末ワークショップ 年末年始スペシャル開催!
【_4_】【お知らせ】冬休み期間中は、小・中学生入場無料!
【_5_】【お知らせ】年末年始の休館日について
【_6_】【モノづくりを学ぼう】糸はどうやったら布になるの?
【_7_】【スタッフコラム】新たな発見を求めて来館ください

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【_1_】【館長から】―――――――――――――――――――――――――


   栄生からご挨拶

                   産業技術記念館 館長 布施 直人
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 皆様こんにちは。今日はクリスマスイブですね。そして本年最後のメールマガ
 ジンとなりました。皆様にとり、今年はどんな一年でしたでしょうか?

 私は、産業技術記念館の館長として三年目を終えようとしています。今年の一
 年というより、この三年間は終わりつつあると何とも、あっという間です。そ
 の過程では、長くもあり、気分が乗らない時もあり、一日さえ長く感じた時も
 あったにもかかわらずです。

 この素晴らしい産業技術記念館をより素晴らしいものにすることができたのだ
 ろうか?成績表をもらう前の生徒の心境です。

 さて、本年お世話になりましたすべての皆様に心からの感謝をお伝えします。
 来年が皆様にとり素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。そして、
 我ら産業技術記念館も、すこしでもそのお役に立てましたなら幸いです。我々
 は、もっといい博物館を目指すことを目標に来年は一生懸命に働きます。来年
 もどうぞよろしくお願いします。


【_2_】【展示コミュニケーション室より】―――――――――――――――

  
   バッタンからひらめき

                        副館長  岩崎 充博
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 豊田佐吉は23歳(1890年)のときに、木製人力織機を初めて発明します。
 繊維機械館のほぼ中央に展示されているこの独創的な織機を、機械技術の知識
 もない彼になぜ発明できたのか不思議ですね。
 
 1890年第3回内国勧業博覧会で見たバッタン織機(ひもを引いてシャトル
 を運動させる)からアイデアがひらめいたとされていますが、この織機は17
 33年イギリス、ジョン・ケイの発明です。

 それではどうして160年近くも前の古い織機が博覧会に展示されていたのか、
 もちろん必然的な要因がいくつかあります。
 
 その一つが京都の西陣織に関係しております。明治維新後、それまで栄えてい
 た西陣織は他の産地に押されて衰退していきます。立て直しのために、187
 2年3人の技術者がフランスへ留学します。1年後に勉強したジャカード(紋
 織り装置)を持ち帰り、この技術により西陣織は息を吹き返すことができまし
 た。
 
 この技術者達がもう一つ一緒に持ち帰ったものがあります。それが前述のバッ
 タン織機だったのです。

 たまたまこの織機でジャカードの研修をしたからかも知れませんが、周りには
 魅力的な足踏みや動力織機もあったはずです。西陣は手織りが向いているとの
 判断があったと思われ、これが幸運でした。因みに現在も高級西陣織はバッタ
 ン織機により手間ひま掛けて織られています。
 
 二つ目は、それまで鎖国により海外技術が閉ざされていた日本では、160年
 前のバッタン織機でさえ従来の手織り織機に比べれば全く新しい織機としての
 展示でした。構造がシンプルなこの織機は、佐吉にも何とか理解でき、いろい
 ろな発想をめぐらすことができたと思います。もし足踏み織機を選択していた
 なら、豊田式木製人力織機の発明もどうなっていたかわかりません。
 
 その後佐吉は最終目標である自動織機の完成まで34年間発明と改良を繰り返
 し、1924年独創的な技術の積み重ねによって世界最高レベルの自動織機を
 完成させます。
 
 つまり160年もあった技術差を一気に埋め合わせたのです。

 2007年にそのG型自動織機第1号機が、機械技術発展に寄与したとして日
 本機械学会から「機械遺産」に認定されています。
 
 G型自動織機の「自働化」に関する考え方は、トヨタ生産方式の原点になって
 います。佐吉の「研究と創造の精神」を貴重な機械遺産の動態展示で体感して
 みて下さい。

 
【_3_】【イベント情報】週末ワークショップ 年末年始スペシャル開催!―

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     期間:2010年12月25日(土)~2011年1月6日(木)
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  (1)凧をつくろう
     貼り絵などを行い、凧を組み立てます。
  
  (2)ハーブ石けんをつくろう
     石けん素地(粉)にハーブパウダー等を入れて石けんをつくります。
     オレンジ、ラベンダー、ティートリーの香りから選べます。

  (3)毛糸でアクセサリーをつくろう
     シュシュ(髪飾り)またはコサージュのどちらかをつくります。

   ※参加費無料(ただし、高校生以上65歳未満の方は入場料が必要)
   ※先着300名様(年齢制限はありません。)
   ※全種目一回ずつ体験可能です。
 
  詳しくはこちら
  ⇒ http://www.tcmit.org/information/2010/11/post-39.html

  ◆12月27日(月)、12月29日(水)~1月3日(月)は休館です。


【_4_】冬休み期間中は、小・中学生入場無料!―――――――――――――

  ●1月6日(木)までは、小・中学生の入場料が無料となります。


【_5_】【お知らせ】年末年始の休館日について―――――――――――――

  ●年末年始は、12月29日(水)~1月3日(月)まで
   休館とさせていただきます。


【_6_】【モノづくりを学ぼう】―――――――――――――――――Vol.36

  ●糸はどうやったら布になるの?

  わたしたちの着ている服の布。これは細い糸がたくさん集まって
  つくられています。糸はどうやって布になるか、知っているかな?

  このページでチェックしよう!
  ⇒ http://www.tcmit.org/kids/fiber04-a.html

  ☆繊維機械館に行ってみよう!
  ⇒ http://www.tcmit.org/exhibition/textile.html


【_7_】【スタッフコラム】――――――――――――――――――――――


   新たな発見を求めて来館ください

                        運営統括室  吉木 満
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 栄生に通勤するようになって2年近くなりました。車通勤から電車通勤になっ
 てどの車両に乗るか慣れた頃に転居のため、この秋から通勤経路が変わりまし
 た。
 
 今までは、栄生に直通の電車で、また、何本も電車があったので、比較的楽に
 通勤していました。しかし、今度は、ものすごく満員列車です。本数も一時間
 に2~3本しかないため、すごく混んだ列車に乗らなくてはなりません。また、
 乗り換えもあります。

 今日は、学校の冬休みに入っているので、学生が少なく、いつもより空いてい
 ました。空いていたといっても座ることはできません。

 本数が限られているので、毎朝ほとんど同じ顔ぶれです。その中で、変わった
 方がお一人見えます。普通の人はは定期券だと思いますが、なぜか毎朝切符を
 買っています。50才前後のサラリーマンと思いますが、どんな仕事をしてい
 るのか、どこに勤めているのか、なぜか気になってしまいます。

 弊館も定期というわけではなく、年間パスを発行し、多くの方にご利用いただ
 いています。館は展示物も多く、展示物は動態展示となっています。また、解
 説の映像も豊富です。館内の説明もオペレーターやソフィアが工夫を凝らして、
 皆様にわかり易いように実施しています。特別な企画展も季節毎に行っていま
 す。レストランやカフェ、ショップも季節を感じるようにと変化させています。
 図書室も充実しています。

 何回も足を運んでいただいても、毎回、新たな発見に繋がると思います。
 館員全員で皆様の来館をお待ちしています。


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『産業技術記念館 赤レンガ通信』 

  発行: トヨタテクノミュージアム産業技術記念館

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