数本のスライバーを重ねてむらをなくす練条機(れんじょうき)

練条機(れんじょうき)は、数本のスライバーを合わせて引きのばし、1本のスライバーにすることによって繊維の平行度を高め、かつ、スライバーの太さのむらを少なくします。
展示機は1951年豊田自動織機製作所製です。プラット社製を基本に1935年に開発されました。スライバーの太さや繊維の向きにむらが多いと、糸の品質に大きく影響します。そのため初期の紡績工場では、通常、荒台、中台、仕上げ台と、3回の練条を行ないました。