紡績の最終工程 リング精紡機

精紡機は粗紡工程から供給される粗糸を細く引きのばし所要の太さにした後、撚りを掛けて、糸を作り木管に巻き取ります。

展示機は、英国プラット社製精紡機を基本にして、1930年開発されたRI型に、種々改良を加えて戦後製作された豊田自動織機製作所製ハイドラフト精紡機です。本機は教育用に製作されたもので、機台の長さが60錘に短縮されていますが、実際の工場で使用されている機械は400錘程で、この機械の約6倍の長さになります。