1896年プラット社製のリング精紡機

精紡機は紡績の主要工程の最後をうけもち、粗糸(そし)を細く引きのばし、撚(よ)りをかけ、完成した糸をボビンに巻き取ります。リング精紡機では、リングとトラベラによって撚りかけを行ないます。

展示機は、1896年のプラット社製です。ローラパートなど一部の部品は、当時の仕様に準じて復元しました。当初、フライヤ機構をもったスロッスル精紡機が輸入されましたが、その後生産性が高いリング-トラベラ機構のリング精紡機と入れかわりました。