トヨタ初の試作車「A1型」が作られた試作工場(再現)

豊田喜一郎は1934年、材料試験室とともに「試作工場」を建設した。当時すでに愛知県挙母町に工場用地(後のトヨタ自動車本社工場。現・豊田市)を買収する検討をしていた喜一郎は「機械は最初から優秀なものを集める、試作工場はさしあたりバラック(簡素な建物)でよい」との考えだった。この展示室では愛知製鋼刈谷工場に残されていた旧・試作工場の柱、梁、小屋組みなど建設当時の木造部分を移築して工場の一部を再現し、トヨタ初の試作車「A1型」のボデー試作の様子を紹介している。