1936年4月、トヨタ初の生産型乗用車「AA型乗用車」が完成しました。AA型乗用車は、オールスチールボデーを採用し、エンジンを前車軸上に搭載して広い室内空間を確保しています。A1型試作車に対しては、フロント部分のデザインが変更されています。販売価格は名古屋渡しで3,350円と設定され、当時のフォードやGMに比べて400円ほど安い価格でした。その生産は刈谷試作工場から始まり、刈谷組立工場、挙母も工場へと移り1942年12月までに、1,404台が生産されました。