トヨタでは1960年、わが国初の乗用車専門工場である元町工場のプレス工程に、当時としては画期的な性能を備えた600トンプレス(アメリカダンリー社製)を2ライン(14台)導入しました。素早い金型交換が可能な“クイック・ダイ・チェンジ(QDC)方式”、安全の高いアンダードライブによる高速稼働などが特徴で、生産性を飛躍的に向上させました。このプレスラインは各方面から注目され、その後の国産プレス機の性能向上にも大きな影響を与えました。