人が使いこなせる自動機をめざしたエンジンとシャシの自動組付装置

作業負担の軽減のため、組立工程でも数々の自動機を導入。人が意欲的に使いこなせるような自動機を目指して、1990年代にはエンジンとシャシの自動組付装置などを開発、実用化。

組立作業の負担軽減のため、様々な自動機が開発されて広く導入されるに伴い、それに対する要求水準も高まり、働く人の「モノづくり」の喜びや達成感を重視した自動機が求められてきている。この状況に対応して、人が自動機を使いこなしながら、自動車を組み上げていく実感を味わえるような組立システムを開発。このシステムは、自動機を作業ライン内に設置してラインで働く人の管理下に置くとともに、その機構もわかりやすく、信頼性を高めたメカニカル構造とし、人が容易に使いこなせるものとした。展示の「エンジンとシャシの自動組付装置」は、そのような組立ラインに導入された自動機の例であり、今後の自動機の一つの方向である。