紡績用原料として輸入された「原綿」

日本で使用する原綿のほとんどは、世界各地の綿花産地から輸入されます。原綿は圧搾機(あっさくき)で堅く圧縮され、帯鉄をかけ、展示のような俵(ベール)といわれる荷姿で輸入されます。
原綿は、一定の品質の綿糸をできるだけ安価に製造するため、いくつかの異なる原綿を配合し、混打綿工程の最初の機械であるホッパベールブレーカに供給されます。ここに展示した原綿の重量は約225kg(500ポンド)で、ワイシャツをつくると約800枚分の綿糸を作ることができます。