4月26日(日)に、「キラキラ光る★星座早見 をつくろう」を開催しました。

講師は、 ギガスター実行委員会の間瀬さんです。

※ギガスター実行委員会・・・最大で10億個の星が輝き、天体望遠鏡での本格的な星空観察体験を提供できる世界初の直接星式プラネタリウム「GIGASTAR®(ギガスター)」を開発する、愛知県で活動する任意団体。

今回は、LEDの光でキラキラと星が輝く星座早見を手づくりします。

最初に講師から、星座早見の特徴について説明があり、見本の星座早見を見せてもらいました。リアルな星空を再現した様子に、胸が高鳴ります。

昔の人は星の明るさを計測する手段がなかったため、目安として最も明るい星々を1等星とし、かろうじて肉眼で見える暗い星は6等星として、その間5等分して明るさの順番を決めました。この星座早見では、最大で5等星までの星を再現することができます。

必要な材料を確認したら、早速、製作開始です。講師の指示に従って、本体板の決まった位置に補強板を貼り合わせ、四角窓の側面を折り曲げて窓枠にします。


15星座①
15星座②
15星座③
15星座④

LEDユニットを取り出し、80cmの細長い板の下側に貼りつけます。LEDを内側にして、20cm間隔で折り曲げて四角にします。
四角にしたLEDの短冊を、本体板の窓枠の内側に接着します。その際、LEDの位置が上になる向きで接着するように気を付けます。


15星座⑤
15星座⑥
15星座⑦
15星座⑧

LEDの明るさを調節するボリュームの回転軸を、本体板の穴に押しこみます。それを、表側でワッシャとナットで固定します。ナット回しを使って、しっかりと締めつけます。

続いて、本体板に反射紙を取りつけます。本体板の裏側の窓の1辺に反射板を接着し、そのまま全体を窓枠の上縁に押しつけて折り目をつけます。反射紙の4隅に切りこみを入れ、光が漏れないように折りこみながら残りの3辺を接着します。


15星座⑨
15星座⑩
15星座⑪
15星座⑫

電池ボックスを取りつけ、電池をセットします。ボリュームを回して、LEDが点灯するか確かめます。問題なく点灯したら、本体板の組み立てに入ります。

全ての折れ線をしっかりと折り曲げ、側面部分をつくります。折り曲げ部分の補強爪が正しい位置になるように注意しながら重ねていきます。手順を間違えず、差しこみ部分の長穴に入れていけば、本体の形が出来上がります。窓の部分には、光にムラが出来ないように散光シートを貼りつけておきます。


15星座⑬
15星座⑭
15星座⑰
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いよいよ、星座円板の星の穴あけ作業です。使用する針は、画びょうと、専用の穴あけペンの2種類。
画びょうで穴をあける際は、円板の下にフェルトを重ねて差しこんだり、フェルトを2枚重ねにしたりして穴あけ方法を変えることで、穴の大きさに変化をつけていきます。針の太さが0.3mmしかない専用の穴あけペンでは、最も小さな星々の穴あけを行います。4等星まで再現するだけでも、必要な穴の数はなんと500個以上!
「刺しても刺しても、全然終わらないよ~」 大変な作業ですが、慣れてくるとスピードも上がり、疲れ知らずで没頭していきます。

穴あけの後は、星の明るさに応じた灰色印刷のフィルターを星座円板に貼り合わせます。フィルターを通すことによって、細かな明るさの違いを正しく調整するのです。
「星の明るさを調整することで、実際に皆さんが住む地域で見える星空と同じ星の輝きを再現できます。この星座早見は、星座がとても探しやすいですよ。」


15星座⑲
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目盛シートを貼りつけ、星座円板を間に差しこんだら、ついに完成です!見た目のデザインも美しく、お部屋のインテリアとしても使えそうですね。円板を回して再現したい星空の月日と時刻に合わせ、会場を真っ暗にしたら、ドキドキしながらLEDを点灯させます。

「わー、すごくキレイ!」 目の前に現れたリアルな星空に、感動した様子の子ども達。円板を少しずつ回しながら、移り変わる星空をじっくり眺めます。星が実際にまたたいている神秘的な光景に、思わず引きこまれてしまいそう...。星座の勉強だけでなく、理屈抜きの感動を与えてくれる星座早見、本当に優れものですね♪
家に持ち帰ったら、今度はぜひ、本物の夜空と照らし合わせながら楽しんでみてくださいね☆


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