9月17日(土)に「自在鉤(じざいかぎ)をつくろう」を開催しました。
講師は、豊田市内の交流館などで工作イベント活動をされているトヨタDIYの橋本さんです。

自在鉤とは囲炉裏の火で煮炊きするための鍋ややかんを吊るす道具で、高さを変えることで火力の調整ができます。今日は竹を使って、インテリアにもなる自在鉤のミニチュアを作ります。

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竹筒を選び、バーナーで焼いて好きな模様をつけます。
「バーナーは初めて使うよ。炎が見えないから慎重に・・・」「長くあてると竹が燃えちゃうね。火加減が難しい!」

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竹筒の横穴にひもを通します。いったん筒の下側にひもを出し、先端を強く結んだら、ボンドをたらしてさらに強く結びます。ひもをひっぱり筒に入れ、結び目が横穴から出てこないか確認し、筒の外に出ているひもを横木に通して結びます。横木の大きい穴に鉤棒を入れ、ひもを引っ張って長さを調整したらできあがり!
「たった3つのパーツからできているんだね!」「鉤の部分をひっぱっても棒が抜け落ちないよ。不思議~??」
鉤のついた鉤棒、それを通す竹筒(支柱)、鉤棒を上下させ固定する横木、これだけで自在に上げ下げができる優れものです☆

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自在鉤の仕組みをクイズや実技体験で楽しく学びました。
「自在に動いて抜け落ちないのは、テコや摩擦の原理が関係しているんだね」「自在鉤を考えた昔の人の知恵ってすごい!」
台車やドアのストッパーやスライド式のクランプ、コーキングガンなどが自在鉤と同じ原理を応用して作られています。
※コーキング・・・窓枠と壁の間の隙間をシリコン等で埋めること。
実際にコーキングガンを体験!さらに理解が深まりましたね。

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最後に先生からハロウィンかぼちゃの飾りが手渡され、みんな大喜び☆今日作ったミニチュア自在鉤には3kgぐらいのものなら掛けられるとのこと。ぜひお部屋で使ってくださいね。

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