10月22日(土)に「親子で体感してみよう!燃料電池」を開催しました。

講師は、清須市にある専門学校“トヨタ名古屋自動車大学校”で実際に自動車の構造や整備を教えている先生方です。

今回は、身近な物から燃料電池をつくったりミニカーを動かすなど、様々な実験をとおして燃料電池の仕組みを学びます。

まずは、水素の燃料電池について話を聞きました。
近年地球規模での温暖化が進み大変問題になっています。石油はあと50年で枯渇すると言われており、石油に代わる燃料として注目を集めているのが水素。トヨタ自動車では、地球環境に配慮した究極のエコカーづくりに取り組み、水素を燃料にする燃料電池自動車を開発、実用化し、“MIRAI”と名付け2014年より販売を開始しました。

さっそく実験です!水素のスプレー缶を使ってシャボン玉をつくり飛ばしてみました。
「不思議!すうーーっと、上にあがっていくんだね。」「匂いもまったく無いよ。」
無味無臭で、地球上でもっとも軽い気体である水素の特性がよくわかりました。

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身近なものから燃料電池をつくる実験です。
ペットボトルのフタに赤と黒のビニールテープを貼り、2つの穴をあけ、鉛筆芯をさして電極にします。ペットボトルにミョウバンの入った水を入れてフタをします。9V電池と鉛筆芯をワニグチクリップでつないで1分程度 電気を流します。
「鉛筆の芯に小さな泡がついているよ。」
ワニグチクリップに電子メロディをつなぐと、音楽が聞こえてきました。ペットボトルの燃料電池から電気が流れているのです。ツルツルに見える鉛筆芯の表面、実は木の幹のようにデコボコしています。表面のまわりには“泡になる前”の燃料がたくさん溶けていて、その燃料を使って発電します。

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ミニ四駆を改造した“ミニMIRAI”に燃料電池と水素タンクを載せて走らせる実験です。
手動の発電機で水素を発生させる水素ステーションが登場。全員が一生懸命発電機を回し、燃料となる水素をつくり水素ステーションのタンクに貯めた後、“ミニMIRAI ”のタンクに入れ、実際に走らせます。
「すごい!けっこう速く走るよ!」「水素を電気分解してできた電気でモーターを回しているんだね♪」
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実験の後は、企画展「みんなで創る新しいミライ~さあ、水素の時代がやってくる~」を見学し、水素で走る燃料電池自動車“MIRAI”に試乗しました。
親子ペアで順番に“MIRAI”に乗り込み、構内を1周!試乗の後は、ボンネットを開けたり水素補充口等を見ながら説明を受け、クルマ後部から排気ガスではなく水が排出される様子も観察しました。
「本当に水しか出ないんだね!」
MIRAIの走りを体験でき、みんな大満足!地球とエネルギーについて考えるいい機会にもなりましたね☆

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