2月11日(土)に「はかせとあそぼ!レインボーメタルをつくろう」を開催しました。
講師は、名古屋大学 未来社会創造機構モビリティ領域の神本先生です。

今回は電気と化学の力で金属(チタン板)に色をつける3つの実験を行います。

レインボーメタル①レインボーメタル②
はじめに、「陽極酸化」という電気的な処理で金属の表面に酸化被膜を作り色をつける方法や、被膜の厚みを変化させ光の干渉によって様々な色に発色させる仕組みなどを学びました。

レインボーメタル③CIMG8789
ゴーグルとゴム手袋をつけて実験開始!まずは色見本の作製です。チタン板をプラス極とマイナス極に接続し電解液に入れ、電圧ダイヤルを少しずつ回して何ボルトだと何色になるのか確認します。
「30ボルトだと青い色になったよ。」「電圧が高くなると被膜がだんだん厚くなって、色が変わるんだ。面白いね!」

レインボーメタル⑤レインボーメタル⑥
続いて「レインボーメタル」の作製です。チタン板を電解液に入れ通電させ、引き上げます。引き上げるスピードを上手に調整すると、ゴールド、ブラウン、ブルーへと下に向かって鮮やかなグラデーションになりました!
「キレイ~☆」「電気を通す時間を調整して被膜の厚みを変えると色が変わるんだね♪」

レインボーメタル⑦ レインボーメタル⑧
最後は、文字や記号など、たくさんのシールから好きなものを選び、チタン板の表面に貼り付け模様をつけた「カラーメタル」の作製です。
シールの付いたチタン板を電解液に入れ、背景に色をつけるため、ボルト数を合わせます。
「シールの貼ってある部分は反応しないから、シルエットがはっきりと残ってる!」
「ボルト数の高い色をつける部分を先に、低い色をつける部分は後に処理すれば思いどおりに色がつくね♪」

レインボーメタル⑨レインボーメタル⑩
今日は電気と化学の力で虹色に変化するチタンの美しい発色を体験することができましたね!どの作品も素敵です。大切にしてくださいね☆