2月25日(土)に、「純銀ねんどでアクセサリーをつくろう」を開催しました。
講師は、日陶科学株式会社の佐宗先生です。

今回は、“純銀粘土”という、見た目は普通の粘土なのに高温で焼くと純度99.9%の銀になる材料の不思議を楽しく学びながら、素敵なアクセサリーを作ります。

純銀ねんど①純銀ねんど②
はじめに、羽やふくろう、バラの花など見本から好きなモチーフを選びます。先生のお手本をよく見て製作開始!

純銀ねんど③純銀ねんど④
まずは型取り。
「粘土を型に入れる時は、爪を立てずに指の腹で少し押さえて・・・」「空気が残っていると後で割れてしまうから注意しないと」
型取りした粘土をホットプレートで150~160℃、30分ほどかけてよく乾燥させます。
乾燥を待つ合間、純銀粘土を使った作品の制作工程をビデオ鑑賞。先生から「粘土が純銀になるメカニズム」について学びました。
「化学反応が起きるんだね。面白い!」

純銀ねんど⑤純銀ねんど⑥
次は磨き作業。
「スポンジやすり、初めて使うよ」「バリや厚みのあるところをしっかり磨いて・・・」「まだ割れやすいから慎重に!」
5~10分ほど再度乾燥させたら焼成。800℃の炉に入れ約5分・・・ここで粘土が純銀に変わります。焼きあがりの時間までクイズにも挑戦! 

純銀ねんど⑦純銀ねんど⑧
最後は仕上げ磨き!ステンレスブラシで磨いて銀肌を出し、みがき棒で仕上げをします。
「炉から出したすぐは光沢がなかったけど、鏡みたいにピカピカになるね☆」
ストラップやネックレスに付けてもらい完成♪細かい部分まで丁寧に磨いたきれいな仕上がりに子ども達は大満足!

純銀ねんど⑨純銀ねんど⑩
今回、体験した金属の研磨作業は当館の自動車館「プレス型製作技術の変遷コーナー」の「手彫りプレス型の製作に用いた手作業の工具類」に詳しく展示されています。1957年まで、ヤスリや砥石を使った手作業で初代クラウンのフェンダーの金型を磨いていたとのこと。ぜひ立ち寄って見学してくださいね☆