お知らせ

12月23日(日)に、「七色の花束☆光センサーファイバーブーケ」を開催しました。
講師は、愛知工業大学　電気工学専攻の中野先生です。
愛知工業大学では、オープンカレッジ　名古屋キャンパス公開講座を開催しており、中野先生は「少年少女のための講座」でロボット教室や、科学・ものづくり教室の講師もされています。

今回は、光センサー回路を組んで暗くなると光る光ファイバーの花束を作ります。クリスマス前の開催ということで、先生もサンタの衣装です！

はじめに、実験！乾電池の電圧と光センサーの抵抗値をテスターを使って測定しました。まずは、単4電池です。
「あれ？1.6ｖあったよ！」
学校では1.5ｖと教わりますが、新品の乾電池は最初は少し電圧が高めにしてあることが分かりました。電池を2本直列つなぎで測ると電圧はどうなるでしょう。
「3.22ｖになったよ。ちょうど2倍になるんだね！」
続いて、光センサーを測定。
「不思議！光センサーに光が当たると抵抗値が小さくなって、暗くなると大きくなるよ」
光センサーの特性がわかったところで作業開始！

材料が揃っているかチェックしたら、土台の製作です。本体のフタに電池ボックス、ブレッドボードと圧電スピーカーを貼りつけます。
※ブレッドボード・・・ハンダ付けをしなくても簡単に電子回路が作れる道具。

いよいよ回路の製作！モニターや作り方シートを見ながら順番にブレッドボードに部品を挿し込んでいきます。
「抵抗、LED、トランジスタ・・・位置と向きを間違えないように」
※トランジスタ・・・小さな電気信号を大きな電気信号に変える素子。

ここで、光センサー回路のしくみを学びました。
「光が当たると抵抗値が変化するのを利用するんだね」「トランジスタの働きもよくわかったよ」
光センサー、メロディIC、圧電スピーカー、電池ボックスの＋と－極をブレッドボードに差し込み、光センサー回路の完成！

さっそく電源ON!
「電源を入れても光らないけど、光センサーを指で隠したらLEDが光ったよ！」「クリスマスの曲も聴こえるよ♪」
正しく回路が作れていることを確認したら、タッパーをかぶせて穴に光ファイバーを差し込みます。根元を綿で飾ったら完成です！

最後に、真っ暗にした会場でファイバーブーケを鑑賞しました。七色のLEDの光に照らされとても幻想的な雰囲気に・・・
「キレイ～☆色が変化するよ」「回路づくり、楽しかった！光センサーって面白いな」
ブレッドボードを使って、他にもいろいろな回路づくりに挑戦してくださいね。