1月13日(土)に、「ゼロから始める ロボマスターへの道」を開催しました。
講師は、愛知工業大学 電気工学専攻の中野先生です。
愛知工業大学では、オープンカレッジ 名古屋キャンパス公開講座を開催しており、中野先生は「少年少女のための講座」でロボット教室や、科学・ものづくり教室の講師もされています。

今回は、自律型ロボット(レゴ社EV3)のプログラミングに挑戦します。

ロボ①ロボ②
パソコンの画面から『LEGO MINDSTORMS』のソフトを開き、まずは3秒進んで3秒バックするプログラムを作ります。
「プログラミングは初めて!難しそうだな・・・」
モーターを制御するために必要なアイコンを作業シートに貼り付けます。スピードを50%、時間を3秒で設定したら3秒直進するプログラムが出来上がりました。同じアイコンを後ろに貼り付け、スピードを-50%に変えるとバックします。これで完成!
「アイコンの設定だけでプログラミングが出来るんだ。面白い!」「操作は簡単でとってもわかりやすいね」

ロボ③ロボ④
プログラムをロボットに覚えさせるため、パソコンとロボットをケーブルでつなぎダウンロードします。完了したらロボットを動かしてみます。
「すごい!ちゃんと指示通りに動いたよ」「でも、これだと1回で止まってしまうね」
繰り返し動かすためには『ループ』というアイコンの中に、先程設定したアイコンを入れます。これで前進とバックを繰り返すプログラムが完成しました。プログラムをダウンロードしたら動作確認をします。
「本当だ!停止ボタンを押すまでずっと動き続けるんだね」

ロボ⑤ロボ⑥
次に『スイッチ』のアイコンを使って、壁にぶつかったら後ろに3秒下がるプログラムを作ります。このアイコンでは、いろいろなセンサーの設定が出来ますが、今回はタッチセンサーを選択します。
※タッチセンサー・・・ロボットが何かにぶつかった時、ロボットに知らせるセンサー

『ボタンが押された時』『3秒』『バックする』のそれぞれを設定しダウンロードします。
「壁がないとずっと前進するよ!」「あれ、壁に触ってもすぐに反応しなかった~」
現在は3秒進んだら壁があるかどうかを確認する設定となっているため、壁に触ったらすぐに反応するように、前進のアイコンの秒数を0.1秒に変更します。あとは、それぞれ自分の好みにプログラミングを変えてみました。
「スピードを1番速い100にしたよ!」「壁に触ったら後ろを向く設定にしてみようかな♪」
実際に動かして、また少し設定を変えて試してみる、こうしてデータを集めるのがプログラミングであることを体感しました。

ロボ⑦ロボ⑧
今度は、カラーセンサーの仕組みを学び設定します。
※カラーセンサー・・・LEDから光を放射、反射した光を感知し反射率を測定。地面の色を見るセンサー

『スイッチ』のアイコンから、カラーセンサー→比較→色を選択。黒を見つけたら1秒間ストップするプログラムにしました。設定がきちんとされたか確認したら、ここで先生からの課題です。机から落ちないロボットを作ろう!!
「何色に設定したら良いのかな」「崖って何色かな。黒かな?白かな?」
ヒントは、黒を見つけたら少し後ろに下がって向きを変えるプログラム!考えては試し、また考えては少しずつ修正・・・何度も繰り返して課題クリア!

ロボ⑨ロボ⑩
次の課題は、ライントレースロボットを作ろう!サンプルプログラム通りに一旦設定して、自分で試しながら修正を繰り返します。さぁ、最後はライントレース大会に挑戦です。コース上を進んだ距離と速さで競いました。
「あ~、コースを外れてしまったよ」「あっ、でもまた戻った!」「回転して進まなくなっちゃったね」
ロボットの動きに一喜一憂・・・でもみんな自分でロボットを動かせたことに大満足です。今日は様々なプログラムのアルゴリズム(流れ)を楽しく学べましたね。さらにロボットに興味を持ったみんなが、将来どんなロボットを開発してくれるのかとても楽しみです☆