4月21日(土)に、「雪花絞りをつくろう♪」を開催しました。
講師は、伝統工芸有松・鳴海絞りの製造、卸し、販売をされている(有)こんせいの近藤さんです。

今回は「染め」の原理を学んで有松・鳴海絞りの技法の1つ、雪花絞りの手ぬぐいを染めてみましょう!

雪花①雪花②
まずは、染めの原理や歴史をクイズを交えて楽しく学んだ後、実演を見学。『竜巻絞り』『三浦絞り』『クモ絞り』などの技法も学びました。
「日本書紀にも絞り染めの記述があるなんて、すごく歴史があるんだね!」「布をくくる・縫う・はさむことで柄が変わるんだ!面白い☆」

雪花③雪花④
雪花絞りをする前に、手で布を絞ったまま染める体験!染料はジーンズの染色に使われているインディゴです。通常より低めの40℃くらいのお湯につけて染めていきます。
「右手と左手で握り方を変えてみようかな♪」「染料につけたら10数えて・・・どんな柄になるのかドキドキするね!」

雪花⑤雪花⑥
水洗いをして広げてみると・・・
「左右で違う柄が出来た~けっこうイイ感じ♪」「大きな花火みたい。柄が4つ出来たよ!」「手で握ったところは染まらないから柄が出来るんだね」「水洗いをしてすぐは緑色だったけど、干して空気に触れるとだんだん青色になっていくよ」

雪花⑦雪花⑧
いよいよ雪花絞り体験!紙を使って折りたたみ方の練習をした後、手ぬぐいを4列の屏風たたみにします。端から終わりまで三角形にたたみ、同じく三角形の2枚の板で手ぬぐいをはさみます。輪ゴムで3カ所とめたら準備完了!
「三角形の角をしっかりつけてキレイに折れたよ!染め上がりが楽しみだな☆」

雪花⑨雪花⑩
4種類の柄から自分の好きな柄を選んだら、近藤さんに染料をつける箇所を教えてもらい、いざ!染めの作業!
「なるほど、つける箇所によって違う柄に出来るんだ」
10秒たちました!染色した手ぬぐいを水の中で広げ洗います。
「わぁ~!可愛い雪の結晶がたくさんできたよ☆」「同じ種類でも、たたみ方や染料をつける深さによって違う柄になるんだね!」

雪花⑪-2雪花⑫
「バッチリ乾いた!手で絞った手ぬぐいは剣道の時、頭に巻いて使おう♪」「雪花絞りのほうはスカーフみたいに首に巻こうかな~」
今日は地元の伝統文化に触れる貴重な経験となりましたね。伝統を守っていくことの大切さも感じてもらえたのではないでしょうか。風になびくオリジナル手拭いがとても素敵でした☆