7月1日(日)に「シンフォニックトーン♪手回しオルゴールをつくろう」を開催しました。

講師は、愛知工業大学、電気工学専攻の中野先生です。
愛知工業大学では、オープンカレッジ 名古屋キャンパス公開講座を開催しており、中野先生は「少年少女のための講座」でロボット教室や、科学・ものづくり教室の講師もされています。

今日は、LEDがピカピカ光る七夕オーナメント付きの手回しオルゴールを作ります。

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初めに、「クイズ・オルゴネア」。オルゴールに関する3択クイズにチャレンジです。
「オルゴールは江戸時代頃に発明されたんだ」「オルゴールって日本語なんだね」
続いて、オルゴールの音を聴き比べました。
「空中で鳴らすと音はすごく小さいけど、机の上に置いて鳴らすと音が大きくなったよ」
音が震動しながら机へ伝わっていき、机を共鳴させる「共鳴効果」によって大きく美しい音色を奏でたこと、オルゴールの歴史など学び、製作開始!

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まずは、共鳴ボックス作り!木箱の裏側の四つ角にプッシュピンをさし、足を付けます。ふたに虹の型紙を貼りアルミテープで作った2つの雲を虹の上に貼ります。
「雲は長い部分をふたの裏側まで貼るんだね」「2つの雲がくっつかないように少し隙間を空けないと」
アルミテープは電気を通すけど表面には酸化膜(サビ)がかかっていて電気が通りにくいこと、紙やすりで軽く削ると良い、と教わりました。
「あまり強くこすると破れてしまうから気を付けて・・・」

⑥LED確認
次に、LEDの長い足がプラス極、短い足がマイナス極と教わりました。つなぎ方の手本をじっくり観察したら、長い足と電池ボックスの赤い線をつなぎます。
「LEDの足に赤い線を巻きつけるようにするんだね」「巻きつけた後、足を折り曲げてセロテープで留めると外れにくいよ」
電池ボックスをふたの裏側に貼り付けます。黒線を電池ボックスに近いアルミテープに、LEDのマイナス極の足をもう一方のアルミテープに貼り付けたら、スイッチON!ふたを閉め、雲の間に金属製のオルゴールの台座を置きLEDが点灯したら完成!

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続いて、「クイズ・オルゴネアZ」。またまた3択クイズにチャレンジ!オルゴールを発明した人や参考にした仕組みを教わったら、いよいよ手回しオルゴールの製作!シリンダー付き台座にクランク受け、クランク、天井版、櫛歯(くしば)を取り付けたら、クランクを回し音が出るかどうかを確認します。
「音が小さいな、櫛歯を離しすぎかも・・・。もう少し近づけてみよう」
櫛歯とシリンダーのすき間を紙1枚分空けるとうまく鳴ることを教わり、何度も調整を重ねると・・・
「とてもきれいな音♪」「オルゴールを組み立てたのは初めて!仕組みが分かったよ」

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最後に、織姫、彦星、月、星の七夕オーナメントを飾り付けたら完成!LEDが光って「きらきら星」のメロディが流れる素敵なオルゴールですね♪共鳴ボックスは大きさや素材によって音色が変わってくるので、お家でオリジナルを作ってみてください☆