7月22日(日)に、「竹水てっぽうをつくろう」を開催しました。

講師は、デンソー養技会高棚分会の皆さんです。(株)デンソー技研センター、(株)デンソーにもご協力いただきました。
※デンソー養技会・・・デンソー工業技術短期大学校の工業高校課程、高等専門課程を修了した社員で構成された組織。デンソーモノづくりスクールなどの運営を通じて、モノづくりの楽しさや奥深さを子ども達に体験してもらう機会づくりを行っています。

今回は、里山保全のためにデンソーの皆さんが切り出した竹を加工して、竹水てっぽうを作ります。

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竹水てっぽうには、外筒になる太い竹と押し棒になる細い竹が必要です。はじめに、竹選び。外筒と押し棒は組み合わせを考えてあらかじめセットしてあります。
「なるべく持ちやすいのがいいな!」「身長が低いから少し短めの竹にしよう」
次に、作業の注意点やノコギリの使い方、外筒の長さの調整方法など教わったら製作開始!

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さっそく外筒をノコギリでカットします。
「ノコギリを使うのは初めて!なかなか上手く切れないな・・・」「竹がつるつるしてるから滑っちゃう」「竹をしっかり支えて、ノコギリを引く時に少し力を入れるようにしたらきれいに切れたよ☆」
角のささくれをサンドペーパーで取り除き、節の真ん中にキリで穴(放水口)を開けます。
「節を破らないように、キリを少しずつゆっくりと回して・・・」「垂直に開けないと水が真っ直ぐ飛ばないから気をつけないと」「最初は小さな穴にしておいて、水の出方を見ながら後から大きくして調整するんだね」

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押し棒は外筒の1.5~2倍の長さに切り、外筒と同じようにささくれをきれいにします。先端の節の前後にキリで穴を開け、竹串を差し込みます。竹串を適度な長さで切ったら、その上から布を巻きタコ糸でしばります。布は水につけると収縮するので、外筒の内側より少し太くなるように巻くと教わり、挑戦!
「布はやわらかく、糸はきつく巻いて」「布で外筒と押し棒のすき間の部分を埋めて・・・布が外れないように竹串を差し込んでおくんだ」

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いよいよ試し打ちです。水のたまったプールで注水して発射!
「おぉー!思ったより飛ぶ~」「水が逆流してくる!すき間があるんだ」「押し棒が入っていかない・・・布を巻きすぎたかも」「水に勢いがないな、穴が小さいのかな?」

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水がしっかり飛ばなかったり、漏れたりする原因を考え調整します。布を巻き直したり、穴を拡げたり、棒を扱いやすい長さにカットしたり・・・自然素材の竹は一つひとつ形が違うため、調整も一人ひとり異なります。
「何度も調整して大変だったけど、しっかり飛ぶようになった♪」「放物線を描くから少し上を狙って・・・やった!的に当たった!」
思いっ切り飛ばした後は一斉発射!みんなの笑顔がはじけました☆

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猛暑の中、休憩をはさみながらオリジナルの竹水てっぽうを完成させ大満足☆夏休みには是非、いろいろなモノづくりに挑戦してくださいね♪