10月27日(土)に「かんばつ材でモノづくりをしよう」を開催しました。講師は中部大学の宮川先生と学生の皆さんです。

今回は、愛知県の山林で取れたかんばつ材で木製品を作ります。

かんばつ材①間伐材
日本の国土面積の約7割が森林であること、かんばつ材とは何かなどを学んだ後、製作スタート!3種類の木製品のうち、まずは「サイコロパズル」を作ります。

かんばつ材③かんばつ材④
サイコロ形(立方体)の木片27個から、7種類のピースを作ります。設計図や見本を参考に、L字型や凸型などに組み合わせてボンドで接合します。
「ボンドは少しつけて伸ばすとキレイにつくね!」「くっつけたら、しばらくずれないように持っていよう」
全てのピースができあがったら、立方体の組み立てにチャレンジ!
「思ったより難しい・・・」「組み立て方は7通りあるんだって!いろいろ試してみよう」「できた~!」
苦戦しながら何度もトライし、最後はみんな組み立てることができました。

かんばつ材⑤かんばつ材⑥
次は、「クロスパズル」か「矢作のせせらぎ」どちらか1種類を選び製作!「クロスパズル」は、十字に組まれた木材がどのようにして組み合わされ、どうしたら外すことができるかを考えながらつくるパズルです。まず、細い丸棒をノコギリでカットし、卓上ボール盤を使って角材に穴をあけます。
「穴の位置を確認したら固定して・・初めての機械はドキドキするな!」
角材どうしを接合したり、リーマを使って穴の入口を広げるなど仕上げ作業をし、木材を十字に組んだら完成☆

かんばつ材⑦かんばつ材⑧
「矢作のせせらぎ」は、八角形の土台へ短冊状に切った8枚の木板を貼り付け、ブナの木の玉を中で転がすと澄んだ音色が聞こえる楽器です。まずは定規で木板の寸法を正確に測って鉛筆で線を引き、ノコギリで木板をカットします。
「最初にノコギリで少し溝を付けるとカットしやすいんだね」「切るのに時間がかかったけど、コツを教えてもらったら早くなったよ!」
切り終わったら、やすりで切り口のささくれを取って、長さの短い木板から順に貼り付ければ完成!カランコロン♪あちこちでとってもいい音色が響きました。
「空気が乾燥するともっといい音色になるんだって。今から楽しみ☆」

かんばつ材⑨かんばつ材⑩
最後に、できあがった作品を持ってみんなで記念撮影!ヒノキの良い香りと温かみに触れながら、かんばつ材の理解を深めることができました。木工技術の基本も楽しく学べましたね。