4月20日(土)に、「雪花絞りをつくろう♪」を開催しました。
講師は、伝統工芸有松・鳴海絞りの製造、卸し、販売をされている(有)こんせいの近藤さんです。

今回は、「染め」の原理を学んで有松・鳴海絞りの技法の1つ、雪花絞りの手ぬぐいを染めてみましょう!

0420絞り①0420絞り②
はじめに、手で手ぬぐいを絞ったまま染める体験!染料はジーンズの染色に使われているインディゴです。通常より低い40℃の染料につけて10数えた後、水洗いをして広げてみると・・・
「手で握ったところは染まらないんだ」「大きな雲みたい・・・面白い柄が出来た」「水洗いをしてすぐは緑色だったけど、空気に触れたらだんだん青色に変わったよ」

0420絞り③ 0420絞り④
次に、染めの原理や歴史をクイズを交えて楽しく学びました。絞り染めの技法が伝わったのは1400年前の飛鳥時代で、今話題の『万葉集』にも絞り染めの記述があると知りました。また、実演を交えながら『竜巻絞り』『三浦絞り』『クモ絞り』などの技法も学びました。
「布をくくる・縫う・はさむことでいろいろな柄ができるんだ!すごいね☆」

雪花 0420絞り⑥
いよいよ雪花絞り体験!まずは紙を使って折りたたみ方の練習です。
「折る向きを間違えないように、しっかり折り目をつけて折るんだね」
手ぬぐいを4列の屏風たたみにします。端から終わりまで三角形にたたみ、同じく三角形の2枚の板で手ぬぐいをはさみます。輪ゴムで3カ所とめたら準備完了!

0420絞り⑦-10420絞り⑧
4種類から好きな柄を選び、染料をつける箇所などを教えてもらい、いざ、染めの作業!70℃くらいで染め、手ぬぐいを水の中で広げ洗います。
「わぁ~、花がいっぱい!感動~」「手アイロンできっちり折ったから、すごく形がキレイ♪」「染料に深くつけて大きい花にしたよ」

0420絞り⑨0420絞り⑩
「楽しかった!他の柄も染めてみたい」「染料につける秒数を多くしたり、角度や深さを変える事で違う模様になるのが興味深かった」「自由研究のテーマにいいかも!」
雪の結晶のような柄がとても素敵です。さっそく首に巻く子ども達もいてみんな嬉しそう♪今日は地元の伝統文化、技術に触れる貴重な経験となりましたね。