12月7日(土)、8日(日)に「エンジン分解組付教室」を開催しました。
講師は、清須市にある専門学校“トヨタ名古屋自動車大学校”で実際に自動車の構造や整備を教えている先生方です。

この教室では1990年代のスターレットやカローラⅡなどに搭載されていた4E-FEエンジンを使用します。親子2組で1台のエンジンを分解した後、元通りに組み付け、エンジン始動させるまでを体験します。

1912エンジン分解組付① 1912エンジン分解組付②
はじめに、ペアで作業する子ども同士で自己紹介。初めましてのお友達に緊張しますが、今日1日、仲良く協力して頑張りましょう!

1912エンジン分解組付③ 1912エンジン分解組付④
作業の前に自動車館へ。エンジンの実物を見ながら、技術や仕組みについて学びました。会場に戻り分解の準備!ヘッドカバーを取り外し、ピストンが基準の位置になるまでエンジンを回します。
「すごく重たい!」「エンジンは時計回りに回っているんだね」

1912エンジン分解組付⑤ 1912エンジン分解組付⑥
作業開始!各部品の働きや工具の機能・正しい使い方などしっかり聞いて、タイミングベルト、ギヤ、カムシャフト、シリンダーヘッドの順に取り外します。
「ボルトは外側から少しずつ均等に緩めていってまっすぐに外すんだね」「固い!」
緩めるコツは“押す力が7、回す力が3”と教わりました。
「体全体の力を使うと小さな力でも緩めることができたよ」
外した部品を整理整頓して台に置きます。

1912エンジン分解組付⑦ 1912エンジン分解組付⑧
最後は、ピストン!クランクシャフトを回してピストンの動きを確かめます。
「すごく軽い」「ピストンの動きがよくわかるね」
いよいよ取り外し!1人が上からハンマーでたたき、もう1人が下でしっかり受け止めます。
「傷つけないよう慎重に・・・」「取れた!」
分解作業はここまで。協力して取り外したピストンを手に記念撮影タイム♪

1912エンジン分解組付⑨ 1912エンジン分解組付⑩
午後からは組み付け作業!部品には“なじみ”があるので必ず元の位置に、向きも合わせて正しく組み付けていきます。
「ボルトの締め付け順は、外す時とは逆に中側から少しずつ均等に・・・」「工具はまっすぐに使って、締め過ぎないよう気を付けて」
もうすっかり2人の息はピッタリです。

1912エンジン分解組付⑪ 1912エンジン分解組付⑫
最後の部品を組み付けて先生の最終チェックに合格したら、いよいよエンジン始動!安全のために声掛けするのがルール!
「エンジン始動します!」「エンジン始動よ~し!」
ブルッ!ブルルン!会場に大きな音が響き、見事成功!
「無事にエンジンがかかって良かった」「エンジンの中を直接見てさわることができて楽しかった」「部品や工具の名前や使い方をおぼえたよ」
4時間半、集中して取り組みとても貴重な体験ができましたね☆