12月15日(日)に中高生向けワークショップ「表面実装に挑戦!LED電子工作★光るnekoアクセサリー作り&プログラミング体験」を開催しました。
講師は、椙山女学園大学で「情報教育」や「Web上での学習可能なプログラミング」などを研究されている鳥居先生です。

今回は、鳥居先生オリジナルneko基板とマイコン基板にLEDやセンサーなどの表面実装部品をそれぞれハンダ付けしてアクセサリーを製作!アナログ回路とマイコンによるデジタル回路の違いを実感します。

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はじめに、部品の働きやハンダ付けの注意点など説明を聞きます。表面実装は、電子部品の小型化や回路の高速化を可能にし携帯電話やスマホなど多くの製品に用いられていると教わりました。いよいよ製作開始!ハンダ付けの練習を兼ねてワンショット機能付きLED GUNを作ります。
「基板の表面に部品を付けるのは初めて。3mm?!すごく小さくてびっくり!」「うわ~難しい・・・ピンセットでつまんで、ルーペでよく見ながら頑張ろう!」

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「まず1箇所だけハンダを付けて仮り留めをしてから本格的にハンダを付けていくんだね」「だんだん慣れてきた。楽しい」
極性のないチップ抵抗、チップコンデンサー、極性のあるチップトランジスター、LEDなど順調に取り付けできました。電池を入れ動作確認!ピストルを撃つように引き金のタクトスイッチを指で押してみます。
「よし、光った!」「押した時だけ光るんだね」

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次は、neko基板でアナログ回路に挑戦!明るさに反応してネコの目が交互に点滅するアクセサリーを作ります。
「チップLEDは極性があるから取り付けを間違えないように・・・」
手順書とモニターに映した先生の手元をしっかり確認しながら作業を進めます。

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ポテンショメーターなど初めて聞く部品が多く戸惑いますが根気よく取り組みます。
「チップフォトトランジスターの向きは緑色が見える方がマイナス・・・一番注意が必要なところだよ!」
口、目のチップLED、表面実装スライドスイッチ、電池ホルダーを付けたら完成!
「ポテンショメーターやチップフォトトランジスターを調整すると光センサーの感度や点滅の間隔を変えられるよ」「何パターンも光り方を変えられるんだ。アナログ回路って面白い」

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続いて、丸型表面実装基板でデジタル回路に挑戦!傾斜センサーに反応してLEDが光る基板と赤外線を飛ばしてLEDを光らせたり音楽を鳴らす送受信器を作ります。まずは、3個の基板を並べて共通の部品を取り付けます。
「チップ抵抗、表面実装スライドスイッチを付けて、PICマイコンはくぼみの場所を合わせるんだね」

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次に、3つの基板のうちどれに付けるのか確認しながらそれぞれの部品をハンダ付け。圧電サウンダー(スピーカー)、赤外線LED(送信機)などを取り付けたら完成です!
「疲れた~なんとかやり切った!」

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最後に、プログラムの書き込みです。
「それぞれのプログラムごとに書き込んで・・・よし入った!」「曲の選曲もできたよ♪」「振ると光るよ☆」
じっくり4時間集中して取り組み、それぞれの回路の違いを実感しただけでなくコンピューターの仕組みも良くわかりましたね。残念ながら時間内に完成できなかったり、修理が必要な子は先生が責任を持って完成させ、後日、自宅に届けました。これからも自分でいろいろな回路を作ったり、プログラミングに挑戦してみてくださいね!