お知らせ
「雪花絞りをつくろう♪」を開催しました。
3月15日(土)に、ワークショップ「雪花絞りをつくろう♪」を開催しました。
講師は、伝統工芸有松・鳴海絞りの製造、卸し、販売をされている(有)こんせいの近藤さんです。
今回は、「染め」の原理を学んで有松・鳴海絞りの技法の1つ、雪花絞りの手ぬぐいを染めてみましょう!


はじめに、絞り染めとはどのようなものか、技法、歴史など実演やクイズを交えて楽しく学びました。
雪花絞りは『板締め絞り』の技法と教わり、なぜ幾何学的な模様ができるのか、子どもたちはよく理解できた様子。
豊田式の自動織機で織られた知多木綿の手ぬぐいの紹介もあり、さらに興味がわいたところで製作開始!




四つ折りにした手ぬぐいを正三角形のジャバラに折って、2枚の板ではさみ輪ゴムで留めます。
子どもたちは、くっきりと模様が出るよう手でしっかりと布を押さえつけながら、丁寧に折っていました。
染める柄・色を決めて染料のつけ方を教えてもらったら、いよいよ染めの作業!
「同じ種類でも、染料をつける深さによって違う柄になるんだね!」
「大きいお花をつくりたかったから、染料に深くつけて完成させたよ♪」
手ぬぐいを水で洗って広げると、それぞれで決めた柄が浮かび上がり子どもたちは大喜びでした♪




さらに、2枚目の製作と同時に絞りの技法の実演もあり、ますます興味をもった様子でした。
「色んな方法で柄を創り出していくんだね!」
「とても細かい作業だけど、その分出来上がりは素敵だね♪」
子どもたちは教わったことを活かして、染料のつけ方を工夫し自由な感性で取り組んでいました。
「染料をつける箇所によって違う柄が出来るのがとても楽しかったです!」
「同じように布を折ってから染料につけても違う作品が出来上がるのが面白かったです」
「全色使って染めてみたら、イメージ通りに完成して嬉しかったです♪」
午後からはあいにく雨が降り出し、室内での体験になってしまいましたが、
地元の伝統文化や技術に触れる貴重な経験となりましたね。
今度はぜひ有松・鳴海絞りを見に、現地へ足を運んでみてください♪