当館について

環状織機

環状織機

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トヨタ産業技術記念館のロビーには、基本理念のシンボルとして環状織機が動態展示してあります。織機の自動化を成し遂げた豊田佐吉は、もう一つの究極の目標に定めた「動力を空費せず、超広幅の布を静かに製織できる」環状織機を1906年に発明しました。運動の理想である回転円運動により、布を織り上げるという画期的な織機で、「夢の織機」と評価され世界19カ国で特許を取得しました。

欧米の模倣が精いっぱいだった時代に、佐吉は日本人の技術力や科学力の可能性を示したのです。展示機は1924年に製作後、長時間テストされた現存する唯一の完成機です。

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環状織機の実演動画
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環状織機展 たて糸交換

環状織機の記念切手

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環状織機をデザインした切手が、日本郵政公社から2005年3月23日に発行されました。日本における科学技術の近代化の中で極めて、画期的な発明であり、今回の切手シリーズにふさわしいモチーフとして選定されました。

この切手は、「科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」の第7弾として発行されたものです。