1997年12月10日、ラテン語で「~に先立って」という名前のクルマが発売されました。
当館大ホールで発売に先立つ報道発表会が行われた初代プリウス。
量産ハイブリッド車として、「電動車」を、特殊ではない普通のクルマとする先駆けとなりました。

クルマは路面と接するタイヤを回すことにより動きます。
そのタイヤを回す動力に電気を使うのが「電動車」で、いくつかの種類があります。
ガソリンエンジンで直接タイヤを回したり、
発電機を動かしてできた電気の力でタイヤを回したり、車内蓄電や車外への給電もできるハイブリッド車。
そのハイブリッド車の車載電池に外部から充電できるようにしたプラグインハイブリッド車。
外部から充填した水素を車内で化学反応させ、発生した電気でタイヤを回す燃料電池車。
車載電池に外部から充電した電気の力でタイヤを回す電気自動車などなど。

トヨタは、様々な選択肢を提供し、世界中の皆様に選んでいただけるよう、
全方位でこの「電動車」の開発を進めています。間もなく、2代目MIRAIが発売されます。
初代プリウスをはじめとするHV、PHV、FCVといった「電動車」開発へのチャレンジは、
自動車館の2階でご覧いただけます。
2次電池を搭載し、HVで培った制御技術と水素を高圧タンクに充填する方式を採用した
2001年FCHV-4も、車両展示の仲間に加わりましたので併せてご覧ください。

さて、今年も残り1ケ月となりました。
最終日の27日(日)まで、スタッフ一同、温かいおもてなしを心掛け、皆様をお迎えいたします。

そして、ご覧いただいている「栄生よりご挨拶」ですが、私からのご挨拶は今回が最後となります。
メールマガジンの最初のご挨拶から124回目を数え、この間、お付き合いいただいただいた皆様に、
心から御礼申し上げます。。
次回から、新しい館長がご挨拶させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。