お知らせ
当館で展示している「豊田ローター式オープンエンド精紡機BD200型」が重要科学技術史資料に登録されました
ニュース
2025.10.7
繊維機械館に展示中の「豊田ローター式オープンエンド精紡機BD200型」が、独立行政法人国立科学博物館の重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)第00387号に登録されました。
重要科学技術史資料とは、科学技術の発達上重要な成果を示し、次世代に継承していくうえで重要な意義を持つものや、国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたものに該当する資料を選定・登録する制度です。2008年度の制度開始以来、当館の展示品では今回が初めての登録となります。
本機は1967年にチェコスロバキア国立綿業研究所から発表された原型を技術提携下で豊田自動織機製作所(現 豊田自動織機)と大和紡績らが協力してわずか1年で実用化に成功、当時のリング精紡機の約3倍もの生産性を実現したことから、日本の紡績技術史上重要であると評価されました。記念の盾と登録証も展示しましたので、ぜひご覧ください。