1月25日(日)に、「ビーズ編みと天然石のストラップをつくろう☆」を開催しました。 

講師は、愛知県春日井市・清須市で天然石を使ったアクセサリー教室を開催している、エクラの宮部先生です。

 http://ameblo.jp/eclat5/ 

 今回は針と糸を使い、デリカビーズを、ペヨーテステッチという技法で編みます。
※デリカビーズ・・・ガラス製の極小のビーズ。穴は大きくガラスの壁は薄いので、穴に何度も糸を容易に通すことが出来る。 

ペヨーテステッチはビーズが互い違いに規則的に並ぶように針と糸で編んでいく技法で、編みあがったビーズはレンガを積み重ねたような模様になります。ペヨーテとは、北米インディアンが儀式に使うサボテンの意味で、北米インディアンのイヤリングやネックレスなどの装飾品には、このビーズ編みの技法が使われているそうです。
ハートや苺、雪の結晶など、希望の図案を事前に選んでいたので、自分の席に着くと、使用するビーズ、糸の通った針と図案の編み図が用意されています。
わずか1mmほどの小さなビーズで、模様を作り出すのはとても大変そう!ですが、ビーズ編みの基本や、手作業のコツも先生がしっかり教えてくれます。二時間半という長い時間ですが、集中して取り組みましょう。


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150125-1-11指先

それでは制作開始。まず編み始めは捨てビーズを糸に通し、20cmくらい糸はしを残した所でもう一度糸をビーズに通し、固定しておきます。
※捨てビーズ・・・ストッパーとなり、これから編むビーズが抜け落ちてしまうのを防ぐためのビーズ。

それから針の持ち方を学びます。小指で糸を押さえて、右手で針を持ちます。手から抜け落ちないように、つままないようにしっかりと持ちましょう。糸を伸ばすときは、真横に手を伸ばしてしまうと針が隣の人に刺さってしまったりして危ないので、右斜め前に伸ばすように気をつけます。


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次に編み図を見て、1段目と2段目の色のビーズを10個すくい、捨てビーズのところまで通します。
3段目からは、1つビーズを通しては編むという作業に入ります。まず新しいビーズを一粒糸に通し、すでに糸に通した10個のビーズの、9番目のビーズの穴に糸を通します。そうすると、講師が手にしている空き缶のモデルのように、ビーズが自然に乗った形となります。


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ここからがわかりにくいので、作り方の説明書とにらめっこしながらの作業です。同様に、新しいビーズを一粒糸に通したら7番目のビーズをひろい、新しいビーズを一粒通して5番目をひろい、次は3番目、次は1番目と、合計5つの新しいビーズを編み、3段目が完成しました。一段終わったら、糸を引いてキチッとビーズをつめていくと、仕上がりがきれいになります。


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3段目をよく見ると、ビーズがでこぼこと並んでいるのがわかります。あとはこの、へこんだ部分に入れるビーズを一粒通して、土台の出っ張っているビーズを一粒拾うという作業をひたすら繰り返します。段の途中でビーズの色が変わる段もありますので、編み図を良く見て、間違えないように注意します。編み図の終わった段の数字に線を引いていくのもポイントです。


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「次の段に進む時は必ず編み図の→の方向を確認して、白白赤赤白…といったように新しいビーズの色を覚えてから取り掛かると、作業がスピードアップしますよ」と、作業の効率をあげるためのアドバイスもありました。根気の要る手作業は、作業する段取りを考えていかに効率的に作業を進めていくかも大事なことなんですね。


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作業が進むにうちに、子どもたちはコツをつかめてきたようです。段々と模様も出来上がってきました。
「時間のある人は、自分で考えて段を入れて長くしてかまいませんよ」と講師から声がかかり、早く作業が進んでいる子は、自分で考えた配色のラインを入れたり、モチーフをもう一度始めたりして長くしていました。


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最後まで編み終えたら、ストラップの形に仕上げをしていきます。
編んだビーズをハンガーのような形のステッチ金具のすき間に通して、一つ折ります。折ったら、土台になる部分の段の一粒を糸でひろい、もどる→ひろう→もどる→ひろう→もどるというのを繰り返します。そして、最初に残した編み始めの糸から捨てビーズを取り、針を通して、2~3回ビーズに適当に通し、糸を切ります。
糸を処理したら、キーホルダーのパーツの先の丸い金具をペンチで上下に開け、ステッチ金具を入れて閉じます。


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最後に飾り用の天然石を、大きい石を1つ、小さい石を2つ好きなものを選びます。今回は模様に合わせて金具の色がゴールド、シルバーの2色あり、それぞれの金具の色に合う石を、予め先生が用意してくれました。
キーホルダーのチェーンの部分に、石が落ちないようにペンチでしっかり閉じて、完成です!


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ガラスでできたデリカビーズがキラキラ輝く、とても可愛らしいストラップが出来上がりました。
二時間半の間地道な作業に取り組みましたが、子どもたちの集中力はすばらしいものでした。根気強く取り組んで作品を作り上げた時の喜びを忘れず、ぜひこれからも色んなものづくりにチャレンジしていってくださいね!

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