7月26日(日)に、「竹水てっぽうをつくろう」を開催しました。

講師は、デンソー養技会高棚分会の皆さんです。尚、(株)デンソー技研センター、(株)デンソーのご協力をいただいております。
※デンソー養技会
デンソー工業技術短期大学校の工業高校課程、高等専門課程を修了した社員で構成された組織。デンソーモノづくりスクールなどの運営を通じて、モノづくりの楽しさや奥深さを子どもたちに体験してもらう機会づくりを行っています。

使用する竹は、里山保全のためにデンソーの皆さんが山から切り出した竹です。竹は樹木より育つのが早く、放っておくと樹木の成長を妨げてしまうため、定期的に間伐して樹木の育つ環境を整えるのです。
今日は、普段なかなか扱う機会のない自然素材の竹を加工して、竹水てっぽうをつくります。

竹水てっぽう1竹水てっぽう2

竹水てっぽうには、外筒になる太い竹と、押し棒になる細い竹が必要です。受付で竹を選んだら、まずは講師の説明を聞きます。作り方や注意事項をしっかり確認、ゴーグルと軍手を着用したら、いよいよ製作開始です!

最初に外筒をノコギリで切ります。持ちやすい長さに調整できるよう、まずは長めにカット。次に節の真ん中にキリで穴(放水口)を開けます。
「節を破らないように、焦らず、少しずつゆっくりと・・・最初は小さめの穴を開けましょう。」
後から水の出方を見て穴の大きさを調整できるようにします。 

竹水てっぽう3竹水てっぽう4

押し棒は外筒の1.5~2倍の長さに切ります。そして先端の節の前後にキリで穴を開け、竹串を差し込みます。竹串を適度な長さで切ったら、その上から布を巻き、タコ糸でしばります。布で外筒と押し棒のすき間を埋めるのですが、竹串のおかげで押し棒を押したとき布が外れません。

竹水てっぽう5竹水てっぽう6
竹水てっぽう7竹水てっぽう8

ここまで出来たら、駐車場に出て試し打ちです。実際に水を入れて、いざ発射!!
「うまく水が飛ばないよ~難しい!」
棒を押すのにけっこう力が要るため、なかなか思った通りに水が飛ばせません。

竹水てっぽう9竹水てっぽう10

何度も挑戦するうち、だんだん竹の扱いに慣れてきた子ども達。水がまっすぐ飛ばなかったり、水がもれてしまう原因をを考えます。布を巻き直したり、放水口を大きくしたり...。何回も手を加え、自分なりの“完璧な”竹水てっぽうを目指します。ワークショップが終わる頃には、みんながまっすぐ飛ばせるようになりました。

竹水てっぽう11竹水てっぽう12

 的当て競争を楽しんだ後、一斉放射!最後に笑顔で記念撮影です。びしょ濡れになりましたが、気分はサイコーですね♪

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