9月27日(日)に、「キラキラ★万華鏡をつくろう」を開催しました。

講師は、㈱デンソーとデンソー養技会の安城分会の皆さんです。
※デンソー養技会・・・デンソー工業技術短期大学校の工業高校課程、高等専門課程を修了した社員で構成された組織。デンソーモノづくりスクールなどを運営して、モノづくりの楽しさや奥深さを子どもたちに体験してもらう機会づくりを行っています。

今回は、カラフルな千代紙やビーズで“三次元ジェルスコープ万華鏡”という万華鏡をつくります。

最初に、万華鏡の表面に貼る好きな模様の千代紙を2枚選びます。席に着いて材料をすべて確認したら、 講師の説明を聞きながら作業スタートです。

万華鏡1万華鏡2

万華鏡本体は、ビーズなどを入れたケースを固定する筒(外枠)とミラーを入れる筒(心材)からなります。まずは外枠用の短い紙筒と心材用の長い紙筒の形に合わせ、千代紙をそれぞれ切り取ります。外枠用の紙筒には穴が開いているため千代紙の裏にしっかりと下書きをして、折り曲げながらキレイに穴を切り抜きます。

万華鏡ものさし万華鏡4

次に、厚紙のアイホール(目でのぞくドーナツ状の部分)の両面を、色の濃いペンでしっかり塗りつぶします。これは、万華鏡をのぞいた時の反射を防いでキレイに見えるようにするためです。アイホールは心材用の紙筒にボンドで接着し、先ほど切った千代紙も紙筒の表面にのりで貼りつけます。

塗りつぶす万華鏡6
万華鏡7万華鏡8

続いて、万華鏡の一番大事な部分である三角ミラーづくりです。折り線が入った台紙に、両面テープでミラー3枚を貼りつけます。位置がズレないよう、正確に...。そしてミラー表面の透明フィルムをはがします。
「ミラーに指紋などがついてしまうとキレイな模様が台無しです。汚さないよう、慎重にフィルムをはがして下さい。」
ミラーが内側になるように折り曲げて三角柱をつくったら、外からテープで固定します。これを心材に入れるだけで、中をのぞくとミラーの反射により不思議な世界が広がります。

万華鏡9万華鏡10
万華鏡11芯材入れる

今度は、透明ケースと試験管に、模様のもととなるビーズやスパンコールなどを入れます。入れすぎると模様がキレイに動かなかったり万華鏡の中を真っ暗にしてしまう可能性があるので、量を考えながら少しずつ入れていきます。

万華鏡13万華鏡14

入れ終わった人から順番に、容器いっぱいになるまでグリセリンと水を注入してもらいフタをします。グリセリンを加えると回転させた時にビーズの動きが遅くなり、ゆったりとした模様の動きが楽しめます。

万華鏡18ふたをする
じぇる万華鏡15

ここまできたら、最後の仕上げです。ビーズなどを入れた透明ケースを外枠の底にテープで取りつけます。試験管は外枠の穴にさしこみ、筒に対して垂直に貫通している状態にして輪ゴムで固定します。カラーテープを使って飾りつけをしたら、自分だけのオリジナル万華鏡の完成です!

早速、ドキドキしながら中をのぞいてみました。筒の中では心材に入れた三角ミラーが無限に反射し合い、不思議な模様が一面に広がっています。
「まるでステンドグラスみたい☆」
「模様がどんどん変わっていくよ~」
外枠をくるくる回すと2種類の容器に入ったビーズなどがバラバラに動き、奥行きのある三次元の動きを楽しむことができました。夢中になって万華鏡をのぞく子ども達。世界に1枚だけの手作りの万華鏡、ぜひに大切に使ってくださいね♪

万華鏡21万華鏡22
万華鏡23万華鏡24