12月20日(日)に「シンフォニックトーン♪手回しオルゴールをつくろう」を開催しました。
講師は、愛知工業大学、電気工学専攻の中野寛之先生です。
愛知工業大学では、オープンカレッジ 名古屋キャンパス公開講座を開催しており、中野先生は「少年少女のための講座」でロボット教室や、科学・ものづくり教室の講師もされています。
今日は、LEDがピカピカ光るクリスマスオーナメント付きの手回しオルゴールを作ります。

オルゴール1 オルゴール1

先生からオルゴールの歴史や仕組みなどについてお話があった後、「クイズ・オルゴネア」!3択クイズにチャレンジです。
「オルゴールって日本語なんだね」
「空中で鳴らすと音はすごく小さいけど、机の上に置いて鳴らすと大きくなるんだね」
知識が深まったところで、製作開始!
まずは音を大きく豊かにするために重要な役割を持つ共鳴ボックスに取りかかります。
プッシュピンをハンマーで叩いて打ち付けて足にします。
「まっすぐ叩かないと隅からピンの先が出てきちゃう・・・」

CIMG3865オルゴール3

ふたの裏側にLED用の電池ボックスを貼りつけます。
「LEDの足に赤い線を巻きつけるのはとても難しいな・・・」
アルミ箔の表面には酸化膜がかかっていて、電気が通りにくいので軽く紙やすりで削ります。
「あまり強くこすると破れちゃうね」

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次はいよいよオルゴールの取付け♪
クランクを回して音を確かめます。うまく鳴らない時は櫛歯(くしば)の位置を調整して、シリンダーに近づけたり離したりします。
「音が小さいのは離し過ぎたからかも・・・。もう少し近づけてみよう!」
耳を傾けながら、櫛歯とシリンダーのすき間を髪の毛一本分空けるように何度も調整を重ねていきます。
やっと納得のいく音が聞こえてきて、完成!

電池ボックスのスイッチを入れオルゴールをアルミ製のオーナメントの上に置くと、金属製の台座に通電してLEDが点滅☆クランクを回すと「きらきら星」のメロディが流れます。
共鳴ボックスは大きさや素材によって音が変わってくるので、お家でオリジナルを作ってみてくださいね。

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