1月30日(土)、1月31日(日)に「エンジン分解組付教室」を開催しました。
講師は、清須市にある専門学校“トヨタ名古屋自動車大学校”で、実際に自動車の構造や整備を教えている先生方です。

1990年代のスターレットやカローラⅡなどのトヨタ車に搭載されていた、本物の4E-FEエンジンを使用し、親子2組で1台を分解し、元通りに組み付け、始動させるまでを体験します。
今日1日一緒に力を合わせてがんばるパートナーは隣の席に座った親子です。親子同士で自己紹介をした後、自動車館を見学をしながら、エンジンの仕組みを学びます。

エンジン1 エンジン2       

会場に戻り、いよいよ作業スタート!先生の説明を聞いてお手本を見ながら、2人で協力して、確実に作業を進めます。ヘッドカバーを外すと普段は見られないエンジンの中が丸見えです。続けて、タイミングベルト、ギヤ、カムシャフトの順に取り外し、並べて置きます。
 「いろんな形の部品がいっぱい付いているんだね!」「部品の向きがわからなくなったら大変だ」

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今度はエンジンを180度回転させ、オイルストレーナー、ピストンを取り外します。1人がハンマーの柄で上からたたき、下に落ちてきたピストンをもう1人がキャッチ!ここまで作業をしていると2人の息もピッタリです♪

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午後からは組み付け作業です。外した時と逆の順番で取り付けます。ピストンを取り付け、シリンダーヘッドがない状態でピストンを動かしてみました。
「あれ?簡単に回るね」「そうか!シリンダーヘッドがないと空気が圧縮されないから簡単に回るんだ!」
午前中の説明をよく聞いていたからこそ出た言葉に先生もびっくり!最後まで気を抜かず、アドバイスをよく聞きながら、引き続き丁寧に組み付けていきます。

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最後の部品を取り付けたら、いよいよエンジン始動です。ブルッブルルン!大きなエンジン音が響き、みんなが拍手してくれて、とても嬉しそうです。
続けて、先生がいつもと違う方法でエンジンが始動するところを実演してくれました。教室では旧型エンジンを使用しているため、通常は先生が吸気口からの空気量を手で調整してエンジン始動し易くしていました。今回は水温センサーに抵抗をさしこみ、エンジンのコンピューターに『冷却水の温度は10℃』という信号を送ることで、吸気口からの空気量と燃料の噴射量が調整され、手で調整することなくエンジン始動ができました!貴重な体験ができた4時間半、お疲れさまでした☆

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