1月17日(日)に「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー からくり自動車」を開催しました。
講師は、トヨタ技術会の皆さんです。

※ トヨタ技術会
トヨタ自動車に勤務する社員が任意で加入する団体で、社内のエンジニアを中心に組織されています。会員の技術・技能の向上および親睦を図り、さまざまな事業の技術分野の発展への寄与と地域社会への貢献を目的としています。

今回は、「からくり」の原理を利用して、くねくねと不思議な動きをしながら走る自動車を作ります。江戸時代のからくり人形を再現した「ミニ茶運び人形」と現代の人型ロボット「マノイ」の動きをじっくり観察した後、製作開始!

からくり自動車1からくり自動車2

はさみ、ニッパーなど道具の使い方の説明を聞き、ケガをしないように作業を進めます。
まず、ニッパーを使って、プラスチック材料から必要な部品を切り離します。続けて、プラスチック段ボールにプレートを重ねてサインペンで線を書き、はさみで切って車台を作ります。
「バリができないようにギリギリの所を切るのは難しいね!」「はさみは中心に近いところで切ると切りやすいね」

からくり自動車3からくり自動車4

全てのパーツが揃ったら、ハトメ、シャフト、ナットなど、細かな部品を使って、テキストを確認しながら確実に組み立てていきます。前輪・後輪、モーター、プーリー(滑車)を取り付けるとあと一息!スイッチを組み立てて、電池ボックスを取り付けたらモーターと後輪を連結し、電源ON!
「前輪が少し引っかかる…車台をもう少し切ってみようかな」
動きが確認できたら、からくり台を組み立てます。後輪とからくり台をクランクで連結させ、モーターから後輪へ伝わった動力をからくり台へ送ります。さらに、からくり台と前輪をクランクで連結させると、前輪へ動力が伝わり、くねくねと動くようになります。最後に「TOYOTA」シールを貼り付けたら、からくり自動車の完成♪

からくり自動車5からくり自動車6

いよいよ動力の庭で試走会!まずは先生にどのような動きをするのかを見せてもらいます。前輪に取り付けたクランクの『さしこむ位置』で基本となるタイヤの向きが変わります。どの位置へさしこめば、どのような動きをするのか、子ども達自身で考えながら、何度も試走します。
「タイヤから離した所にさしこんだら自分の所へ戻って来るようになったよ」「戻って来る位置とまっすぐ走る位置にペンで印を付けようかな」
とても寒い動力の庭ですが、走り方を調整する子ども達はとても嬉しそう♪なぜ?なに?を考えることで、からくり自動車の仕組みが理解できましたね!これをきっかけに、あっと驚くからくり作りに挑戦してみてくださいね☆

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からくり自動車9からくり自動車8修正