2月20日(土)に、「真ちゅうのピカピカ☆キーホルダーをつくろう」を開催しました。
講師は、デンソー養技会西尾2分会、豊橋分会、㈱デンソー技研センター、㈱デンソーの皆さんです。

※ デンソー養技会
デンソー工業技術短期大学の工業高校課程、高等専門課程を修了した社員で構成された組織。デンソーモノづくりスクールなどを運営して、モノづくりの楽しさや奥深さを子ども達に体験してもらう機会づくりを行っています。

今回は、真ちゅうを好きな形に加工して、ピカピカのキーホルダーを作ります。
作業手順や道具の使い方、注意点を聞いた後、製作スタート!
デザインを考え、材料(3cm四方の真ちゅう板)に油性ペンで絵柄を描きます。続けて、キーホルダーの鎖を付けるため、金づちで印を打ち、先生にドリルで穴を開けてもらいます。

真ちゅうのピカピカ① 真ちゅうのピカピカ②     真ちゅうのピカピカ③    真ちゅうのピカピカ④

いよいよ絵柄を材料から切り抜きます。弓のこを初めて使う子ども達も先生が使い方、コツを丁寧に教えてくれるので安心です。作業が進み、道具の使い方に慣れると、切る音も変わって来ます。
「切り始めは弓のこで傷を付けて溝を作ると切りやすいね」「真ちゅうって金属だけど、意外と柔らかいね」
弓のこは、木工用のノコギリとは逆で押すときに切れます。必ず両手で弓のこを持ち、持ち手と“のこ刃”が一直線になるように気を付けながら作業を続けます。
だいたいの輪郭を切り出したら、棒状、三角状、かまぼこ状のやすりを使って、形を整えます。入り組んだ角や丸い部分は難しいので、先生のアドバイスを聞きながら削ります。
「やすりだけでも種類がいっぱい!使い分けるのが難しそう」「やすりも押すときに削れるんだね」

真ちゅうのピカピカ⑤真ちゅうのピカピカ⑥

切り抜き作業が終わったら、テーキン(刻印)で自分の名前、日付などを打ち込みます。何度も金づちで叩くと文字位置がずれてしまうため、注意しながら2~3回で力強く打ち込みます。刻印が出来たら、布やすりを使って面取りをし、表面や側面を滑らかにします。

真ちゅうのピカピカ⑦真ちゅうのピカピカ⑧

仕上げにピカール液を付けて白布で表面を磨きます。
「磨けば磨くほど真ちゅうの表面はピカピカになるね!」
先生にキーホルダーの鎖を付けてもらえば完成です!
金属を切って、削って、磨いて…作業は大変だったけれど、世界にひとつだけのピカピカ☆キーホルダーを子ども達はとても嬉しそうに見つめていました。モノづくりに欠かすことの出来ない金属加工技術、貴重な体験が出来ましたね♪

真ちゅうのピカピカ⑨真ちゅうのピカピカ⑩