2月27日(土)に「建築模型をつくろう」を開催しました。
講師は、愛知県清須市にある、㈱愛知模型コンサルタントの社長、亀井隆先生です。

※ ㈱愛知模型コンサルタント・・・建築模型を始め、多種多様な製品を製作。模型と総合デザインをトータルにクリエイトする会社です。
http://www.aichimokei.co.jp/

今回は、家族が仲良く生活する将来の理想の間取りを考え、縮尺:1/75の建築模型を作ります。
畳や坪数の数え方など、日本の家の基本を学び、カッターの使い方・注意点を聞いた後、製作開始!
いろいろな部屋の平面が印刷されたシートから使いたいものをカッターで切り抜いていきます。
「カッターでまっすぐ切り抜くのは難しいね。斜めになっちゃった」
間取りを切り抜くのも一苦労です。

建築模型①建築模型②

部屋を切り抜いたら、どういう配置にするかを敷地のます目に合わせて置きながら考えます。部屋だけでなく、トイレやお風呂、キッチンもいろいろなサイズでシートが用意されています。子ども達は切り抜いた部屋を置いては並べ替え、入れ替えたりを繰り返します。
「玄関からも、どの部屋からも中庭が見えるように置きたいな。でも上手くいかない・・・」
「部屋を配置しながら、ドアの位置と廊下の位置を考えるのが難しいね」
先生に相談したり、模型の見本を見たり、2時間かけてやっと納得のいくオリジナルの間取りが決定!

建築模型③建築模型④

理想の間取りが出来たら、いよいよ実際の建築模型でも使用されている2mm厚のスチレンボードで壁を立てていきます。
まずは外壁です。先生が作って来てくれたオリジナルの定規を使って、壁を直角に切り、2mmの両面テープで貼り付けます。壁と壁をつなぐ際は片方のスチレンボードの端を紙1枚残して厚み部分を切り取ります。そうすると、つなぎ目が紙で隠れてきれいな模型ができます。実際に試すと意外と難しく、子ども達は紙まで切ってしまったりと苦戦…模型作りのアドバイスを聞きながら作業は続きます。

建築模型⑤建築模型⑥

次は内壁です。部屋と部屋との間にぴったりとサイズを合わせて切ったスチレンボードを貼り付けます。
「2mmの両面テープ初めて見たよ。細いからまっすぐ貼り付けるのが難しいね」
「床面、両壁の3ヵ所に始めから両面テープを付けておくと楽だよ」
「壁の厚みを取る時は少しずつスチレンボードを切ると失敗しないで紙を残せるよ」
同じテーブルに座った子ども達は工夫した内容を共有しながら、どんどんコツを掴んで作業スピードがアップしていきます。

建築模型⑤建築模型⑥

壁ができたら、ドアや窓をピンセットを使って貼り付けて完成♪
できあがった建築模型を眺める子ども達はとても嬉しそうです。
最後にみんなで竹中大工道具館の巡回展を見学し、さらに建築への知識を深めることができました。
4時間の長いプログラムでしたが、みんな達成感でいっぱい☆ワークショップがきっかけで建築に興味を持ち、将来、有名建築士が誕生するかもしれません。楽しみですね♪

建築模型⑦建築模型⑧