5月21日(土)に、「電池いらずの電動ECOプレーンをつくろう」を開催しました。

講師は、モノづくりのプロを育成する国立の大学校、東海職業能力開発大学校 生産電子システム技術科の方々です。

最初に、見本の飛行機を飛ばしながらECOプレーンの説明を受けました。ECOプレーンは、“電動だけど、電池いらず”という、軽量な電動模型飛行機で、軽く作られた機体に蓄電装置を取り付けたものです。
蓄電装置に発電機をつないで電気を貯めれば、プロペラを回転させて遠くまで飛ばすことができるという仕組みです。

電動ECOプレーン①CIMG3112

それでは、製作開始です!
作り方のマニュアルをよく見ながら、自分で考えて作っていきます。わからない時は講師に質問し、理解しながら進めていきます。

最初に型紙をハサミでていねいに切り取り、機体となる発泡スチロール板の上に置き、マジックで周りをなぞります。
なぞった線に沿って、きれいに切り取って機体のパーツを作っていきます。
ボンドでつばさと胴体部分を貼り合わせれば、機体が完成!

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プロペラ、パワーユニットを取り付けます。
※パワーユニット・・・黄色のやわらかいプラスチックシートに、モーター、スイッチ、キャパシタが付いているもの。キャパシタは電気を貯めるところで、昔から電子回路で使われている普通のコンデンサよりもたくさんの電気を貯められ、何度充電しても壊れない優れものです!
パワーユニットは付ける位置によって機体のバランスが変わります。試しに飛ばしてみながら位置を調整できるよう、マスキングテープで仮止めします。

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 手回し発電機を組み立てます。
「回転がスムーズになるように歯車にたっぷりグリスをつけるんだね」
飛行機のコネクタに、発電機からのコネクタをつないだら、ハンドルを回してキャパシタに充電します。
「コネクタはきっちり奥まで差し込まないといけないね」
「グルグル回してしっかり充電するのは大変。でもこれがエコだね!」
発電機のランプが赤く点灯したら充電完了!飛行機からコネクタをはずします。

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パワーユニットのスイッチをON!プロペラが回ったら飛ばす準備が完了です!
「急降下して落ちちゃったよー」
「パワーユニットの位置が前過ぎたんだね。もう少し後ろに付けてみよう!」
「飛ばし方にコツがあるんだね」
「自分の手も飛行機の一部みたいにして、そーっと押し出すように投げるといいんだよ♪」
機体の重心や飛ばし方を何度も調整していくうちに、次第に長く飛ぶようになりました!
電動ECOプレーン⑥CIMG2967

電動ECOプレーン⑧CIMG3192

帰ってからもぜひ、広くて安全な場所でチャレンジしてみてくださいね。