5月28日(土)、5月29日(日)に「エンジン分解組付教室」を開催しました。

講師は、清須市にある専門学校”トヨタ名古屋自動車大学校”で実際に自動車の構造や整備を教えている先生方です。

この教室では本物のエンジンを使用します。1990年代のスターレットやカローラⅡなどのトヨタ車に搭載されていた、4E-FEエンジンです。親子2組で1台のエンジンを分解した後、元通りに組み付け、始動させるまでを体験します。

まずは、一緒に作業をするパートナーの親子同士で自己紹介をし、当館の自動車館2階を見学して、エンジンの仕組みを学びます。
「車を動かす力はエンジンのシリンダーで燃料を爆発させてできているんだね。スゴイ!」

エンジン① エンジン②       

会場に戻ったらいよいよ作業開始!先生の説明を聞き、お手本を見ながら、2組で協力して作業に取り組みます。
ヘッドカバーを開けるとエンジンの内部が丸見えです!タイミングベルト、ギヤ、カムシャフトの順に取り外します。
「ボルトってこんなに固く締めてあるんだね!」「外した部品は後でわかるよう、順に並べておくよ」

エンジン③エンジン④

次にエンジンを180度回転させ、オイルストレーナー、ピストンを取り外していきます。
「ピストンってけっこう重いんだね。このピストンがすごい速さで上下してエンジンを動かしているんだね!」

エンジン⑤エンジン⑥

午後からは組み付け作業です。外した時と逆の順番で取り付けていきます。
「順番を間違えたら、部品が変形したり、折れてしまうから気を付けないと」
だんだん元のエンジンの形になってきたら、あと少し。最後までていねいに作業を続けます。

エンジン⑦エンジン⑧

後半になると子ども達は工具を探すのも、ネジを締めるのも早くなり、慣れて来た様子です。最後の部品を取り付けたら、いよいよエンジン始動!安全のために周りにいる人に必ず声をかけるのがルールです。
「エンジン始動します!」「エンジン始動ヨ~シ!」
ブルッブルッブルルン!元気にエンジン音が響き、拍手が起こりました。
「よかった~!エンジンが掛かってほっとしたよ。大きな音だね!」
自分達で一生懸命組付けたエンジンがかかると感動です。今日の体験をきっかけに、将来、エンジニアが誕生するかもしれませんね☆お疲れさまでした。

エンジン⑨エンジン⑩