6月5日(日)に、「手織り布でオリジナル☆携帯ケースをつくろう」を開催しました。
講師は、文化センター等で手織りを教えている「手織り工房YUKI」の辻澤さんです。

手織り工房YUKIホームページ

今回は卓上の手織り機を使って布を織り、携帯ケースを作ります。

最初によこ糸を選びます。今日は、織ると色合いが変化していく段染めの糸を使います。
※段染め・・・糸を種々の色で太い横縞に染めること
次によこ糸の準備です。シャットルに8の字を描くように片側20回ぐらい、合計で40回ほど糸を巻きつけていきます。

先生から織り方の説明を受け、製作開始!
織り始めの8段ぐらいは別の糸で捨て織りをします。綜絖(そうこう)を上側にセットし、上下に分かれているたて糸の間にシャットルを通します。
※ 綜絖・・・織機でよこ糸を通すためにたて糸を上下に分ける器具
続けて、綜絖を下側に入れ替えてシャットルを通し、1段織ることができました!この一連の動作を繰り返して、布を織っていきます。

携帯ケース③携帯ケース②

携帯ケース④携帯ケース⑤

「たて糸が上下に入れ替わり、たて糸とよこ糸を交差させて織っていくんだね!」
たて糸によこ糸がしっかり入るように、よこ糸を30度の位置に置いてから、綜絖を手前に引き寄せます。
「よこ糸をまっすぐの位置に置いて引き寄せると、だんだん布の幅が狭くなるから気をつけないと!」
ある程度織れたら次は違う色の糸に変えていきます。織りながら自分のイメージに合わせて長さや色の組み合わせを考えます。

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全体の長さが 20㎝ほどになったら捨て織りをして、手織り機から布を切り離します。端がほつれないよう先生がロックミシンで処理した後、ミシンで縫い合わせ、袋状にしてくれました。
最後にフェルトのモチーフをグルーガンで貼り付けて完成!

携帯ケース⑨携帯ケース⑩

「段染めの糸は、同じ糸で織っても色の出方が違って面白いね!」
どの作品も縞模様のグラデーションが素敵です♪
繊維機械館では様々な織機の実演を見ることができます。今日、体験した手織り機との違いや共通点を探してみて下さいね☆

携帯ケース⑪CIMG4139